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NZ ワーホリ            焦りと不安とマレーシア料理


マレーシア料理屋

仕事を探し始めてから、ちょうど3週間で仕事が見つかった。早いのか遅いのか分からないけれど、結構苦労して手に入れた仕事。でも、金曜日と土曜日の夜しかシフトに入れてもらえないから、仕事探しはまだまだ続きそう。職場は、マレーシア料理屋で自分と現地の高校生とあとはマレーシア人が働いている。
基本的にみんな英語で会話しているんだけれど、全然分からない。もちろん、自分が全くと言っていいほど英語が話せないからだ。
だから、結構マネージャーにキレられる。ここのマネージャーは営業前と営業後はすごく優しい。けど、営業中はずっとブチ切れ状態。自分以外のスタ
ッフにも強く当たっているところを見かけた。
そして、働き始めて、3回目の出勤日はひどかった。簡単な英語も聞き取れず、4時間の営業で10回くらいブチ切れられて、同僚も自分の英語力にすごくあきれた感じの態度をとっていた。途中何度も心が折れて、もうここのバイトをとんでしまおうかと考えたりもした。けど、当初の目的を思い出して何とか持ちこたえた。

仕事が終わると、いつも賄いをくれる。そして、味はスパイシーでいいかと聞かれなんか断れずいつも、スパイシーなカレーや焼きそばのようなものを食べている。正直めちゃくちゃスパイシー。汗がドバドバ出るレベル。
けれど、家でご飯を食べるときはいつも値段を気にして良いものを食べれていない分、すごくおいしく食べられる。
完食後、このしんどい仕事場での話も1年後には笑い話になるんだろうなと思い、職場を後にする。
そんな辛くて辛い、仕事場で働いている。

仕事探しと焦り

友達に見送られていざ、NZへ渡ったわけだけれども初日から帰りたい。英語も全く分からずに来てしまったことも原因の一つだと思うが、すごく孤独を感じる。しかも、周りの友達は社会人1年目、自分は就職をせずにワーホリ。
なんだか、すごく焦る。
皆は社会に出ていて、自分は海外旅行をしているような。
早く銀行口座を手に入れ、仕事を探さねばと思っていた。そして、少し遅れて一週間後に仕事を探し始めることになった。日本にいた時に、カフェでアルバイトをしていたこともあり、カフェで働ける場所を探した。履歴書を配り歩いたり、ネットで探してみたり。10日ほど探した結果、3回の面接のチャンスが来た。
1回目は、ホテルの中にあるカフェで面接。
2回目は、とても大きなカフェで面接とトライアル。
3回目は、プール施設の中にあるカフェで面接とトライアル。
そして、全部ダメだった。原因はおそらく英語だと思う。あとは、ラテアートをことごとく失敗たことだろう。
英語はともかく、得意だったはずのラテアートの失敗は少しショックだった。
それから、カフェだけではなくレストランなどにも応募するようにした。仕事探しに焦っていたからだ。

ホステルにて

自分は、最初の3週間はホステルに泊まる予定だ。ホステルとは、簡単に言うと見知らぬ4人とか6人とかで同じ部屋で住む施設のこと。世界中から人が集まるため、色々な人と話せる。といっても、自分は社交的な人間ではないため、そんなに話すこともない。しかしある日、1人のフランス人が話しかけてきたのだ。その人も、ワーホリで来ていて、仕事を探しているのだとか。話しているうちに、そのフランス人は衝撃的なことを言った。そのフランス人はなんと、2日で55枚の履歴書を配り歩いたという。自分はせいぜい1日に10枚履歴書を配れれば良い方だった。
その時は、ちょうど3回目の面接がダメだった時でダメだった理由がはっきり分かった。英語力も行動量も自分よりある人がたくさんいるからだ。
正直、心が折れそうになったが折れてる暇はないなと思った。そんなんで、落ち込んでいる間もきっと彼らは行動し続けるからだ。
なら明日はより一層と気合を入れて履歴書を配り歩こうと思った。
普段は適当に歩き回り、良いなと思ったお店に配りに行ってたが、今回からは事前に配る場所を調べて、リストにして、効率よく周ることにした。
「よし、がんばろう」と思い、Googleマップでお店を探す。
調べているうちにマレーシア料理屋が多いことを知った。そして、その中のマレーシア料理屋を1店舗だけ、リストに入れた。


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