HSPって知ってますか?【小部屋048】
「人の話聞いてんのか?」
たまに誤解されてこう言われることもあります。
あなたの話、めっちゃ聞いてますよ。
聞いてその内容について頭の中で深く考えてるんで、心ここにあらずみたいに見えてしまったりするんですよね。
「本当に聞いてるなら、何について話してたか言ってみろ」
そう言われたら、びっくりするくらいしっかりと返答しますよ。
だって、あなたの話が気になっていろいろ考えてたんですから。
というか、興味なくて上の空って態度する方が苦手なんですよ。
わりと興味ない話だったとしても何か得られるもの見つけようってなり、聞いてしまうので。
無視できないんですよ。
で、話していた内容を伝えると、
「いや、聞いてたならええねん」
ばつが悪そうに返答されます。
でもこちらも真剣に考えていたのに責められたので、すっごくモヤモヤが残ってますよ……
あくまでこれは僕の一例の話です。
ちなみに、僕は中程度のHSPさんです。
(とはいえ、HSPといってもほんといろいろなタイプの人がいます)
(ひとくくりにしてしまうと誤解をさらに生むのでご注意ください)
ではここでHSPとは何か、を少しご紹介。
ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)
生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性)を持つ人のこと。
テッド・ゼフの著書「The Highly Sensitive Person's Companion」による定義では「産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」とされる。HSPは生まれ持った気質であり、生涯、変わることはない。
人口の約15~20%を占め、男女によって偏りは見られない。
同様の性質は、人間以外にも100種以上の生物にも見られる。
Wikipediaハイリー・センシティブ・パーソンより
気にしたことのある人は、ここに書かれている内容がすっとわかると思いますが、全く気にしたことがなかった人は一体どういうこと???
な感じかと思います。
なので、個人的にHSPについてざっくりと押さえておいてほしいことを書いてみます。
・刺激に対して反応しやすい
→これが一番シンプルでわかりやすいかなと。
反応する刺激はタイプによって様々です。
ひとくくりにはできません。
・刺激を常に受けるので、疲れやすい
→アクティブなタイプでもそうでないタイプでも、たくさん受けた刺激をいやす時間が必要。一人で回復する時間を欲することが多い。
・HSPって病気のようにとらえられがちだけど、決して病気ではない
→生まれ持った気質です。先天的なもの。
ただ、この特徴のため病気になりやすい面もあります。
そういった点から、誤解されやすいかもしれません
・割合が多いように見えるけど、少数派
→周りと一緒を求められる環境下では、5人に1人しかいないと異端部類に属してしまいます。
「そんなことしないよな?」
と多数決を取られると、まず負けるので間違っている人扱いです。
なので必死に合わせにいっています。
・神経系の特徴です 【これすごく重要!】
→神経系のことって、自分の意志でコントロールできると思いますか?
かつ生まれ持っての特徴なので、
「そんなん気にする必要ないやん」
と言われることだとしても、ものによっては気になってしまうんです。
気にしないように、自分の制御できる行動でなんとかカバーしようと必死にもがいてます。
僕自身、HSPという言葉を知ったのは2年ほど前でした。
「みんなそうやってるのに、なんでできないの?」
こういわれると結構へこみ、
「そんなこと気にするな」
「気にするからあかんねん」
こういわれると自分は駄目な人間なんだと思ってしまいがちに。
みんなできるのに、なぜできないのだろうか……
自分は社会不適格者なんだろうか……
HSPの概念を知るまでは、できない自分、違う自分に対して戸惑うしかありませんでした。
ほんと、みんな当たり前のようにやっているんですから。
当たり前が出来ないのって、結構落ち込みます。
ですがHSPを知ってから、
そもそもが違うんだから、多数決的な意見で落ち込む必要はない
と、すごく気持ちが楽になりました。
HSPの特徴の部分で不一致になってしまう点は、あえて目をつむるしかない。
神経系のことだし。 無理くり変えられないし。
へこむよりも、自分のやり方でカバーできれば大丈夫。
比べなければ落ち込む必要もない。
あいつは無能だと罵られても、言う人との基準が違うからそう見られても仕方ない。
少し知るだけでも、ずいぶん気持ちが楽になったことをはっきりと覚えています。
そして、目の前がぱぁっと明るくなったことも。
ここまで内容だけ見るとネガティブな感じになってしまいがちでしたけど、
特徴が違うだけで、僕自身は別にHSPをマイナスには思っていない
ということを付け加えておきます。
使い方がフィットすれば、武器になるので。
ということで、ポジティブに感じる事例を挙げておきます。
僕がHSPでよかったと思うこと。
育児するうえで、めちゃくちゃ洞察力が働くのでいろんなことに気づける
これ、ほんと大きかったです。
育休をとって取り組んだ育児が楽しくてしょうがなかったのも、この気質のおかげだったのが大いにあります。
「なんでだろう?」
「どうしてだろう?」
日々、ずっとこの思考で生きてるので。
赤ちゃんに対して、ほんとこの思考役立ちすぎます!!
(度合いが強すぎるとしんどい方に振れてしまうみたいですが……)
タイプで行くと、僕は思考に関する刺激に敏感な面が特に出るHSPです。
常に、自分の頭の中との対話が起きてます。
今日のトップ画像は、僕の頭の中の状態が見事に出てます(笑)
(頭の中でもこれをずっとやっている、といった感じ)
96nekotaroさん、この画像アップしていただいていてありがとうございます。
ぴったり過ぎました!
ちなみに自分も該当しているなぁとなった人は、noteにはHSPについて取り上げている内容がたくさんあるのでいろいろ探してみてください。
すごくほっとしますよ。
あと、もしかしたら、と気になった方は
「HSP 診断」
でネット検索してみてください。
色んな判定方法があるので、自分が該当するかの目安にはなると思います。
今日この投稿をしようと思ったのは、HSPの男女6人がZOOMでHSPあるあるを話す、の会に参加したから。
ちなみに、参加者全員潔癖症とは無縁の人でした。
HSPは繊細だからといって、そうなるわけではないんだなぁと実感。
(もちろん潔癖症の人もいると思いますが)
なんでもかんでも、刺激を受ける・繊細になる、ってわけじゃないんです。
⇑これ重要
非常に楽しくいろいろな発見がある会だったので、その内容もいつかまたnoteに投稿してみようと思います。
もしあるある話してみたい!と思った方はコメントください。
おそらくまたセッティングできると思うので。
それでは、また明日!
*本日はリアルタイムで投稿しています
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