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人見知りには、人見知りな人がわかる【小部屋021】

「話しに行こうかどうか、周りをうかがってましたよね」

「あ、やっぱり見てわかりました?」

人見知りである僕が、人見知りであるとある人にぽそっと投げかけられた言葉。

誰かと話そうとするときのちょっとした緊張状態、ばっちりバレている(笑)


ただ、慣れ親しんできている集団の中にいると人見知りの顔が少し隠れてるような感じになる。
よくしゃべるようになりだすと、人見知りじゃない人に

「実は人見知りなんですよ」

と言っても信じてもらえなかったりする。

人見知りじゃない人は、人見知りの人がどういう手順で話をしようとしているのか想像がつかないからそうなってしまうのは仕方ない。

ただ、人見知りの人にはその手順がわかる。

毎度毎度、緊張をおさえつつ勇気を振り絞って話す

だから基本、想定外のアドリブにはめっぽう弱い。
何が飛んできたのかわからない状況で打ち返すのは至難の業だから。
緊張しかない。
頭が真っ白になる(笑)


では、なぜ人見知りなのによくしゃべる(ように見える)のか。

話したい意欲 > 人見知りの躊躇

この状態になっているから。

意欲がほんのちょっとでも躊躇に打ち勝つときが出来たとき。
その時人見知りは話し始められる。

ただ、会話の流れは難しい。

大縄跳びでなかなか輪に入ることができないあのシーン。
あれと一緒。

入る意欲は持っているが、躊躇が勝って入れない。
勇気を出そうにも、やっぱり怖い。
これも、大縄跳びが得意な人には理解しがたい状況だと思う。
飛び込んだらいいだけなのに、と。

でも、そのちょっとしたことが途方もなく難しい



もうそろそろコロナの緊急事態宣言も解除され、リアルな人とのやり取りもどんどん増えていくと思う。

そこで大変なのは、人見知りタイプじゃないだろうか。

人とあまり会ってなかった分、話したい意欲はきっとある。

でも、勇気を出す回路が錆びついてきてしまってる気がしてならない。



支援センターや会社や学校のなかで繰り広げられる会話のシーン。
そこで、話さないけど話したそうなそぶりを見せる人。

もし、そういう人を見かけたらその人に会話を振ってあげてほしい。


そのちょっとしたことが、人見知りさんにとって大きな助けになるはずだから。



*2020年5月21日7時 で予約投稿しています。

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