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怪談の段階

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 細かな制約が割と多いな自分。

(文字数:約1600文字)



怪談番組は割と好き

  大好きな人ほどではないけれども、
  興味無いとか苦手って人からすると、
  詳しい方だと思う。

  ほとんどの怪談師さんは好きなんだが、
  今思いつくままにざっと挙げるなら、
  稲川淳二さんと桜金造さんはレジェンドとして、
  田中俊行さん、早瀬康弘さん、牛抱せん夏さん、
  夜馬裕さん、宇津呂鹿太郎さん、Apsu Shuseiさん、
  ヤースーさん、ぁみさん、川奈まり子さん、
  怪談社さんはパッケージ、

  その他の方々は嫌いなわけじゃなくて、
  キリがないだけ。

  しかし自分では語れないし書けない。
  だからこそ上手く語れる人はすごいなぁと、
  普通に話芸を楽しむ心持ちでいる。

  なぜなら私は実際に「見た」事は無く、
  「感じた」時でも「怖くはなかった」ので、
  どうも大して怖くもない文章になってしまうからだ。

  

現場検証は観れねぇよ

  怪談番組中ではミニコーナー扱いでも、
  直視できずに目を逸らすのは、
  現場検証系。

  見えてないけど気持ち悪くなる。
  頭痛くなったり耳鳴りしたりする。

  これが廃墟とか廃神社とか、
  見た目的にいかにもな気持ちの悪さは、
  それほど関係無い。

  普通の綺麗な一軒家の、
  不動産情報的な内見映像でも、
  今カメラに映っていない奥の方が、
  気持ち悪く感じたりする。

  ちょっとだけ自慢なんだが、
  配偶者の昔からの友達カメラマンさんが、
  「今度サミュエル(配偶者のあだ名)と、
   この廃墟行きたいんだけど
   (カメラマンなので撮影で)」
  と写真を見せてきた時、

そのあだ名の方が気になって話入ってけぇへんやんけ。

  「ここには映ってないけど多分、
   事務室みたいな部屋があって、
   そこが一番やばい気がするから、
   (配偶者連れてくの)やめてもらえませんか」
  って頭に浮かんだままを口にしたら、

  ホンマに事務室あって、
  ホンマにそこが一番目撃談多発してた。

  「ほんならやめよか」
  と配偶者の友達カメラマンさんも、
  即やめてくれた。

  その方は普通に見える方らしいんだが、
  普通に見え過ぎて危険度合いが分からんので、
  他人のカンを頼りにするらしく、
  私のカンは頼りにされているらしい。


「見えない」けれども何かいてる

  先述のように「見た」事はないんだけども、

  掃除内職で入るビルや、
  退去後に業者が入る前の部屋の確認作業でも、

  視界にモヤがかかったり、
  耳鳴り聞こえたり、
  何か小動物的な存在が足元を通った感覚はあったり、
  するので、

  何かの「念」的なものは存在しているし、
  受信していると思っている。
  人によってはそりゃ、
  姿形に見えたりもするだろうと思う。

  なので、
  「すみません失礼しまーす」
  「お邪魔しましたー」
  といった心持ちで接している。

  基本土足で踏み込んじゃあかんよ。


霊とかよりも人間関係

  そして怪談の中でもわりかし多くて、
  そっちの方が怪談の本筋よりも、
  私にとっては存分に怖いのが、

  「場がシラけるから」とか、
  「冗談と思われて信じてもらえない」とか、
  「ヤンチャな先輩なので逆らえない」とかの、
  日頃の人間関係の逃れがたさ加減。

  そらそこにおる何かを怒らせるやろ。

  「そこにおる何か」も生前そうしたもんに、
  うんざりさせられまくって、
  しんどい思いしまくっての、
  その結果ちゃうんか。
  揉めたるなや。
  そんでそれ間近で見せたるなや。

  人間の方が恐ろしい、とまでは言わんが、
  霊だって元人間やからな。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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