見出し画像

【青ブラ文学部】小説家ですから

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 小説を書いている以上は小説家です。
 と言うわけで、

 山根あきらさんのこちらの企画に参加しますよ。↓

(文字数:約1300文字)


質問


[ Q1 ]
敢えて選ぶなら、どちらを求めますか?

「生前の商業的な成功」か?
それとも「死後の名声」か?

  あえて選ぶなら「死後の名声」だ。

  意外に思われるかもしれないが、
  喉から手が出るほど報酬が欲しいと、
  随所で書き記してもきたが、

  私は世界を本当の意味で平和にしたいんだ。
  生前に叶うわけないだろ。
  ちょっとでも近付け切れたら御の字だよ。


[ Q2 ]
敢えて選ぶなら、どちらを好みますか?

「あなたの小説の意図を深く読み取ってくれた読者からの的を射た痛烈な批判」がよいか?
それとも
「あなたの小説の意図を誤解している読者からの激しい称賛の声」。

  文句無しで前者。

  深く読み取ってくれているのであれば、
  その意図が批判されたとて致し方無し。
  そしてそれは普通に起こり得る事だ。

  しかし、
  「深く読み取っていると誤解している読者からの
   的外れであるのに痛烈な批判」
  だけは心底勘弁してほしいな。
  それも普通に起こり得る事だが。


[ Q3 ]
今までに、ほとんど一度しか読んだことはないけれども、強烈にあなたの記憶に残っている小説はありますか?
差し支えなければ、その小説のタイトルもいっしょに教えてください。

  乙一さんの『Seven Rooms』(短編集『ZOO』所蔵)
  読むんじゃなかった。

  『ZOO』に収録された作品は、
  みな後味が大変に苦悪くて面白いのだけれども、
  この作品が私にとっては最も呪いになった。

  人によっては希望を感じる感動的なラストかもしれないが、
  私は「残された者」の感覚で読み進めてしまったので、
  それ以降おそらく私自身が亡くなるまで脳の一部が地獄。

  しかし人の脳内に地獄を作り出せる手腕には感服。


[ Q4 ]
何回も繰り返し繰り返し読んでいるのに、それでもまたもう一度読みたいと思う小説はありますか?

  ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』

  と言うより全ての物語はここに通じている。
  ただし、「家に帰る」までが読書だからね。


[ Q5 ]
noteに投稿された作品の中(あなた以外の人が書いた小説)で、最も印象に残った作品の作者名(アカウント名)と、その作品名を教えてください。
(できればリンク先も貼ってください)

  Tome館長さんの作品群

  ただしこの方は多くのクリエイターの方々と、
  共同で作品を作っていらして、
  Tome館長さん個人で最も、な作品が挙げ切れないので、

  今現在の最も、であれば、
  wsd983320987さんのこの作品。 

  これは自分には書けない爽やか青春怪談。

  いや。
  作風は人それぞれですので書けなくたっていいんですが、
  純粋に私は「自分に書けない」つまり、

  「個人の血肉を通したような独自の世界観が、
   ほぼ常に醸し出されている作者の作品群」
  が大好きです。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!