聖書読書記録(48週目336日間)

2023年12月3日~12月6日
  ヨハネの黙示録

内容:
  ヨハネに舞い降りた天使が見せてくれた、
  キリスト教徒に約束されている、
  神の定めとされた幻視。

  巻物を閉じていた七つの封印が解かれ、
  七人の天使がラッパを吹き、
  七つの鉢に満たされた、
  神の怒りの葡萄酒が地上へと注がれる。

  ハルマゲドン
  悪魔の数字666
  バビロンの大淫婦
  純潔な花嫁エルサレム
  多種多様な小説、絵画、映像作品の、
  モチーフとなってきた、
  その大元のイメージ。


ざっくり感想(実にざっくり):
  2023年1月1日から、
  1日につき約3ページ読み進めてきた記録も、
  (しかも去年はヨブ記辺りで脱落。
   読めなかったわけじゃない。
   『ヨブ記』が好き過ぎてペースが乱れた。)
  ついに今週をもって終了と相成りました。

  なんか微妙に日数計算が合わないんだが、
  まぁ正確を期す意味もないしそこは適当。

  ところではい、実を言うと、
  私は『ヨハネの黙示録』が、
  とにかく読みたかったんです。

  とは言え『ヨハネの黙示録』を読んで、
  ある程度を理解するには、
  聖書全体をざっくりとでも、
  読破しておかなくては不可能と思われたわけです。

  中途半端な理解で、
  自作のモチーフとして引用する事も避けたければ、
  他者の作品を分かった気になる事も避けたいわけです。

  然るに読後の正直な印象を申し上げますと、

  なるほど美しい。

  実に神々しい。

  文章のみで紡がれる、
  このイメージの喚起力は見習いたい。

  ヨハネさんにとっては、
  また書かれた当時にとっても、
  真実であっただろう。

  信者たちにとってエルサレムが、
  まさに希望の象徴となるのも頷ける。


  しかし私には要らない。


  きちんと、
  読破した上で、
  結論付けた。

  この世界において私は、
  神の都に入る事を許されず、
  永遠の命を得られない者だ。

  しかしそもそも私は、
  永遠の命など望んでいない。

  これは本当に仕方が無い。
  悪魔にそそのかれたと嘆かれ、
  悔い改めに生き直しを迫られたとて、
  大変に困る。

  私はただ単に、
  それを望まない人間である、
  と言うだけの話だ。

  今後私は必要以上に、
  持ち上げもしなければ、
  畏れもしない。

  以上。

  
  

……と、言い切って締めたかったんだが、
 666という「人名」に、
 ハルマゲドンという「地名」は、
 おそらく不当におどろおどろしく、
 後世に受け取られているので要注意。

 ヨハネさんが執筆した当時は、
 そう書いておけば誰でありどこであるか、
 皆に伝わったんだ。

 そこは謎でも将来の預言でもないの。
 「当時信者たちを苦しめたあの人はこうなるよ」
 って部分だから。

 だからね。
 せめて通読はしといた方がいいと思うんだよ。 

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