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枕元の聖書or仏典を読むか問題

 (見出し写真は「お寺の掲示板にそれ書くのかよ(汗)。
  ああしかしじっくり見ればじんわり有難い感じがする」
  と思って選んだ。)

 旅先のホテルで開けてみた机の引き出しや、
 宿坊の枕元なんかには、
 よく聖書または仏典が置いてありますよね。

 こんなん読む奴いるのかよ、
 と思う方もいらっしゃるでしょうか。
 いるんですよ。(・m・)フフフ


 読むといっても流石に、
 ついつい手に取ってざっくり目を通すくらいですけれど。
 
 愛媛県の道後温泉に行った時には、
 珍しく文庫本の『坊っちゃん』が置いてあって、
 教科書で冒頭くらいしか読んだ事は無かったものだから、
 ついその場で完読しましたけれども、

 それは新婚旅行の一環でして、
 もちろん新妻との何がしかを期待する配偶者のために、
 なるべく小一時間くらいで読み終えましたけれども、

 傍らや行く先々に浴衣姿の女が目に入らずして、
 どうして働き盛りの男がわざわざ温泉地になど行くものか。

 当時の自分にツッコミを入れたいものでございます。


 失礼。余談が長くなりました。


 とは言え御逮夜から宿坊に戻った時には20時40分、
 「21時までには入浴を終えてほしい」と言われていたので、
 ちゃっちゃか湯を浴びてお部屋に戻ったのがちょうど21時。

 さすがに聖書や教典の類は、
 一冊と言えど読みふけっていたら夜が明けますので、
 明日5月10日は高野山奥の院を、
 二時間以上歩く予定が決まっていますので、
 体調は万全に整えておかねばなりますまい。

 パラパラと気になったとこだけを拾い読みして、
 22時半には寝ましたよ。
 (一時間半は読んでたんかいというツッコミはむしろ、
  一時間半に留め得た事を賞賛して頂きたい。)


 翌朝は鳥の声2種類で目を覚まし、
 寝起きに妙な事を思い出したんですけどもね。

 40代以上の方は子供時代の手遊びとして、
 「両手の人差し指の爪先をくっつけて、
  できるだけ目に近寄せてごらん。
  ソーセージが見えるよ♪」
 みたいなのを覚えていませんかね?

 あれ、今の子ソーセージに見えますかね?
 そもそもこの形のソーセージ知ってますかね?
 それ以前に視力か視野がおかしくなるって、
 大人もこの手遊び教えない気がする。


 で、言うてしもうたら何なんですけれども、

 お経にもそうした要素が多分にありはしないかと。

 数千年を経て果たして、
 釈迦の教えそのままが伝わり切れているのか。
 仮に伝わり切れているとして、
 有識者に訳してもらわなければならないその内容を、
 現代日本に生きる我々が読んでそのまま理解できるものか。

 とは言え今回、
 やたら面白く感じた一説話をメモしてきました。

ある人が「夜は煙って昼は燃える蟻塚」を見つけた。
賢者に話すと「剣を取って深く掘れ」と言われた。
掘り進むにつれて、

  かんぬき、蛙、さすまた、箱、亀、牛を殺す刀、一片の肉

が出てきた。
賢者はその度に「毒になるので捨てよ」と言った。

最後に龍が出てきて賢者は言った。
「蟻塚を掘り進めば必ずこの龍を見出す。
 龍だけはそのままにしておけ。龍を妨げるな」

『和英対照仏教』仏教伝道協会、昭和55年、第166版中の、パーリ語経典中部3−23 蟻塚経部分を、  一字一句書き写す時間的余裕が無かったためメモ書き程度に留めたものを、偏光まとめ。


 龍て何やねん、
 
 って善女竜王にお賽銭落としてから、
 やたら龍付いているので気になった。
 (一応解説編もメモしてきたけどまずは原典に当たる。)



高野山の旅まとめ


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