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強HSPな自分に、結婚は無理なんだろうか

最近、HSPを勉強して理解して味方に着けることに徐々に成功してきている。
2ヶ月前までのどんよりした心持ちで人生を過ごしてきた自分に伝えてあげたいくらいだ。
俯瞰で見れることが多くなった。不安の連鎖を抱えそうになっている時、
「あ、これはHSPあるあるの考え出すと止まらない不安連鎖が来そうな予感…どうしようか、不安を書き出してアウトプットして、フィードバックして考えないようにしてみようか」

とか

「うわあ今バイトに頼んだら嫌そうな顔したな。絶対嫌なんだな、もう頼むのは辞めよう。待てよ、嫌そうな顔だけどもしかしたら、この事じゃなくて体調が悪くてそうしたのかもしれない、ここは直接聞いてみよう」
なんて思える事が増えてった。
以前ならどちらも家に持ち帰って、シャワーを浴びながら排水溝を見つめて、吸い込まれる水の如く悩みの渦に引き込まれていっただろう。

だが、そんな自分にも未だに無理だと思っていることが「結婚」である。

①恐ろしいほど共同生活に向いていない

本当にこれに尽きる。四六時中、誰かと一緒に生活をする事なんて無理だと思う。気を遣い続けなければならないし、一人の時間はどこに生まれる??それがないと僕はダメなのだ。好きな人には嫌われたくないから気を遣い続けなければならないのではないだろうか。それとも、HSPの人は気を遣わずとも良好な関係を築ける人と出会えた時のみ結婚が許されるのだろうか??親や兄弟との生活にも一人の時間を求めた僕が、ましてや赤の他人と暮らすことなんて出来るのだろうか?
諦めた方が、良いのだろうか。

②彼女はいた事がある

友人や同僚に、「超絶恋愛不適合者」のレッテルを貼り続けられた僕だが、それでも彼女がいた事がある。しかも向こうからの告白という、夢にまで見たスタートだった。HSPの自分でも大丈夫かもしれないと思った。

その恋愛は一言で言うと、苦痛だった。

相手の要求を全て飲み込んでしまう僕。毎日の電話に、休日は全て会いたいと迫られる。
まず毎日の電話が苦痛だった。毎日2時間も何を話すことがある。当時僕は社会人、相手は学生だった。聞き役になる事が多く、ある時に「貴方って、話題探すの下手だよね」と言われた。

当たり前だろ、と思った。
お前は毎日、家族との時間があって友人との時間があってバイトの時間があって学校の時間がある。話題なんていくらでも生まれるだろう。
だがこちらは毎日仕事をしている。帰ってご飯を食べてYouTube観て寝る生活。どこに話題が生まれる。過去の話はもう全てした。良いのか、取引先の話とか仕事のマニアックな発注の話とかするぞ、してもわかんねえとは思うがな。
って思ってた。

一人の時間が欲しいから、会う回数を減らして欲しい。電話の回数を減らして欲しい。
相談する度に、彼女は病んでいった。
貴方にとって私は必要じゃないんだ、そう言われた。

必要ではなかった。
「恋愛」が、充実した生活に必要不可欠な彼女とは違い、僕はそれが無くても充実した生活を送れる。それはただのプラスアルファでしかない。
むしろそのプラスアルファを深堀すると、充実した生活にマイナスの効果を与えているとわかった。
それが分かってすぐ、価値観の違いによる別れを告げた。了承して貰えた。
いい経験になった、お陰様で「HSPの事は理解出来ない」という言葉を刺してくれた。
恋愛は僕には難しいんだな、よくわかった。

彼女と出会ってすぐ、ショッピングモールに2人で出かけた。色々見ている中で、「歩くのが遅い!はい行くよ!」と手を握られその子のペースに合わせて施設を回った。帰り道、僕はどっと疲れていた。今すぐ何も考えず寝たいと強く思った。
今思えば、その子との恋愛そのものがそうだった。
ペースに合わせ、どっと疲れる。全て最初から物語っていたのか。


別に一人で生きていく事に寂しさよりも、今は充実感を覚えている。でも、10年後寂しいと思ってるんじゃないかとかは考えてしまう。
でも結婚=幸せじゃない事を、僕は親を見てきてよく知っている。


結局なんか元カノの愚痴みたいになってすごい嫌だな。でもこれが本当の僕だし、しょうがないのかな。

HSPで結婚してる人に問いたい、
今、幸せなのか
1人の時間との天秤はどうバランス取っているのか
HSP同士じゃないと無理なのか

こんな僕でも、結婚はできるのか

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