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とても大好きな会社で、辞める啖呵を切ってきた①【HSP退職】

5ヶ月くらい前からだろうか、心にモヤモヤと霧のようなものが舞い始めた。

「自分が今やっているこの仕事は、向いている仕事では無い」

僕は飲食店で店長をやっている。
3年前、新型コロナウイルスが流行し日本が、世界がパニックに陥った緊急事態宣言。
その渦中に自分の求職が重なってしまった。

企業が人員削減やリモートワークを進める中で、新しい人員を募集している会社は特に少なかった。
何十という書類選考に落ち、数あるその先のリモート面接も全滅していた僕は社会に必要とされていないんだと日々消沈していく日々だった。

そんな中で、ここに落ちたらもう地元に帰ろうと思った職場が今の勤め先である。採用の連絡を頂き、救ってくれた、拾われたと会社に大いに感謝していた。

色々な事があった後、早くも2年後に25歳という若さで店長に任命された。
会社に恩を返そうと、日々起こる様々な問題に挑戦した。


そして1年ズタボロで辿り着いた答えがこれだった。
「この仕事は、自分には向いていない」

・マルチタスクに対応出来ない
・20人弱のアルバイトとの人間関係
・1人で背負う責任
・休みの日も来るお店からの連絡
・店長会議での緊張と、議題に着いていけない心と頭
・何度もある社員飲み会
・シフトとの戦い
・お店と向き合えず、アルバイトの顔色を気にして指摘できずなあなあになっていく店
・そしてこれらが出来ず、自分自身を社会不適合者、給料泥棒と責め立てる夜

先週、全てが嫌になった。
元からあったモヤモヤとした霧は、いつからか陰鬱な雨へと変わっていった。

②へ続く

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