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人生とは、ポケモンである


摩訶不思議なタイトルだろう。
僕はゲームがきっと多分趣味にあたる。絶えずずっとここまで続けてこれた事ってゲームくらいじゃないだろうか。

「ネガティブを潰すのは、ポジティブではなく没頭」
これは僕の大好きな有名人が、著書にて述べていた一文である。本当にこれに尽きる。
ポジティブになれるのならすぐにでもなっているし、そんな人間にはネガティブの意見はわからない。
こんな逆トゥースな意見をぶちまけたい訳ではなく、僕は没頭出来ることが少ない。だが、ゲームをしている時はまず間違いなく没頭していて、現実世界に帰ってくるのを躊躇う程ゲームの世界を旅している。

ある時、ポケモンをやっている時に思った。
「割と、人間もポケモンも変わんなくね??」

ポケモンにはレベルが存在し、進化し、技を覚える。ガチ勢になってくると、3値(努力値・個体値・種族値)というものを理解する。
これは、全て人間にも置き換える事が出来るんじゃないかと思った。

【レベル=年齢】
これは、わかるだろう。レベル12のポケモンは人間で言う12歳。38歳の人間は、ポケモンではレベル38。勝手に毎年歳をとる。ポケモン側ではがくしゅうそうちを持たせていると考えてもらえれば良いだろう。

【進化=環境変化】
進学、就職、転職、昇進。環境が変わり前の自分ではなくなる事を進化としよう。

【技=対応力】
ポケモンで言う所の技は、人間側では発想の引き出しの多さや、対応力を表すのだと思う。

【努力値=努力】
これはもう言わずもがな、努力値は本人のこれまでしてきた努力である。

【個体値=才能】
人間としての個体値、センスや才能。または家庭環境など幼少の頃の教育なども含まれると思う。この後努力値で補完しなければあまり意味を成さない。

【種族値=特になし】
これは人間側は全員、人間なので考えないこととする。


これを考えた時、面白いと思った。
ある時、取引先でその企業の営業部長に出会ったとしよう。
この人のレベルは48。数々の進化を重ねてきて現在の姿になっているのだろう。技は何を覚えているのだろうか。一緒に仕事をする事でわかるかもしれない。
そして何より重要な部分はここ、努力値である。
それは、実際のゲームでも同じだが、視覚で確認する事は出来ない。ゲーム内にそれを数値まで表示してくれる場所は無いし、目の前の営業部長がどの程度の努力を重ねてきたのかも、見ただけでは測ることは出来ない。ゲットする(一緒に仕事をする)等して初めてわかることが出来るのだ。

ファミレスで56歳の店長が商品提供が遅れて謝って来たとしよう。
確かにレベル56で、店長という進化まで至っているのはすごいと思う。
だがこれも実際に一緒に仕事をしたりしてみないとわからないことで、探ってみれば、ここまで特になんの努力も重ねていない、ただ従業員の少なさから店長に押し上げられただけの人間だという場合もある。バトルに出なければ努力値は得られない。壁を乗り越えなくては。これも見た目だけじゃわからない。ふしぎなアメやがくしゅうそうちで育った人間と、初期から数々のジムを破ってきた人間とは、見た目からだけではわからないのだ。チャンピオンロードに出てくるポケモンが高レベルで期待しゲットしたら、意外と弱くてショックだったあの頃の驚きに似ている。


やはり戦わなきゃ強くなれないんだな、人間もポケモンも。
これは僕の座右の銘になっている、「人生とは、ポケモンである」の解説である。

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