穏やかなお母さんへの道〜新米ママ

私は大学を卒業してから、東京で大手総合商社の事務職
前半は営業事務、後半は役員秘書として
9年間勤務した

結婚が決まり、夫の勤務地は中部地方だったので
退職して、専業主婦になった

会社では、良い人間関係も築けたし、とても楽しく
それなりに評価もしていただき充実していたが、
やり切った感があって、満足して、心から感謝して退職した

おうちのことが好きだし、その当時、
外で働く選択肢は自分の中にはなかった

長男が翌年に誕生
それまでもつわりが相当苦しかったし
出産してからはとても慌ただしい日々が始まった

正直、独身時代の会社勤めの方が楽だったよと思った
理解のある上司、大人同士のコミュニケーション

夜は寝られないし、家事も育児も終わりがない
疲れてへとへとだった

洗濯の山は、はいはいで壊されて、もうやだー
それを、「だよね〜」笑って楽しめるお母さんならよかった

なんなら、山のままでもいい
ぐちゃぐちゃで一緒に楽しみたかったなあ
いまなら、山も気にならないけど
心の余裕がなくて、きちんとすっきりしていたい私がいた

離乳食も、おかゆをつくって製氷皿で冷凍して、
あれこれ作っていた
母と義母から、とりわけ（味噌汁のうわずみとか）で良いよと
言われたけれど、育児雑誌を読んでは、それで良いと思えず
自分で自分の首を絞めていた

食べさせようとすると、はいはいで逃げる長男
泣きそうになりながら必死で追いかける私

長男は、追いかけっこを楽しんでいたかもしれないな

2歳差の次男の時の離乳食で、やっと、良い加減の適当がわかった
1人目は仕方ないね・・・ママも新米だからさ