『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』読書メモ
今回読んだのはこちら。
いわゆる啓発本?ですかね
エッセンシャル思考とは
より少なく、しかしより良く、を追求する考え方です
より多くのことをやり遂げるのではなく正しいことをやり遂げる技術
自分で選択肢を考え優先順位を決めて行動していくこと
多すぎる選択肢は大事なことを見失い、何が最優先かわからなくなります
そうならないための考え方のヒントとなりそうです
減らす、選ぶ
いろいろなことを考えるというよりもよりシンプルに考える、というのがよく出てくる考え方だと思いました。
挫折やめんどくささから選ぶことをやめてしまう
何もしない
考えずになんでもやるようになる
困難なことがある
残業でなんとかしよう
さらにトラブル
などはよくありそうな話です。
ここで、どんどん引き受けて成果はあがる、と考えるよりやることを減らして目の前をシンプルにすることで生産性を上げるほうがよいのではないかという話です。
トレードオフからは避けられない
何かを選ぶということは何かを捨てることでもあります
そのため捨てた場合に何が起きるのかのトレードオフを意識して、そのぶん選んだものに対して全力を注ぎます
それぐらいの決断をしないと集中できる状況を作ることはできないということです。
身近にできることとしてはスマホをみない、誰とも会わない、ことで作業の時間を作ることなどです。
内容より本質
ものごとの内容を理解することは重要ではなくその本質を掴み取ることが重要です。
大きい意見や偉い人の意見に反応して流されることもありますが、そうならないよう意識しましょう。
健康
自分からすれば自分自身が資産になりますし何よりも大事なものと思います。
自分の心と体を健康に保ちましょう。
多くの人が睡眠不足となっています。
もし少ない場合、パフォーマンスをあげるための手段として寝ましょう。
寝ることも仕事です。
判断基準
本書では90%ルールと書いてありましたが、自分の中で90点未満なものは0点とみなして不採用とするものです。
自分の中で絶定的にイエスだと言えるもの以外はノーにしてしまう基準を持つべき、という話です。
こうすることでより良いものだけが残っていきます。
一時的に楽になるために70点ぐらいのものを許容していると、最終的に中途半端なものばかりが身近に残りあとで苦しむことになります。
また他人からの同調圧力に負けずにいる勇気も必要です。
常に判断基準とするものは「自分にとって重要なものは何か?」です
手放す
人間は所有物に対しての評価があがりやすいらしいです。
そのため他人のことであれば冷静になれるのに、自分のことだとよくないことがわかっていてもなかなか手放せないことがあるという話です。
サンクコストバイアスというらしいですが、要は損をしたくない気持ちがあって引くに引けなくなってしまう状態を生み出す原因となります。
具体的な話でいうと、自分が所属しているプロジェクトだと離れづらくなる、などです。
これに対する考え方としては、手放したらどうなるか、ではなく元々ないとしたら今それを手に入れたいと思うか?に変換することです。
価値をゼロベースで見直して効率的でないと感じたら手放すべきです。
バッファ
見積もりの本の時と同様ですがどんなときでもバッファというのは重要です。
何事も思い通りいくことはなく、不測の事態は起きるものです。
もちろんそうならないように徹底的に準備をするよう努めますが、それでもぴったりや低く見積もらず、余裕を持ってバッファを持たせておくことが重要です。
最終的にどうなりたいか
いろいろなものを選んだり、削ったりすることでどうなりたいかを明確にしておくことです。
目標が明確なほど判断基準がシャープになりますし、選択肢も選びやすくなります。
達成の邪魔になりそうなものはリストアップして優先順位をつけて対応していきます。
あくまで達成したいものは目標なので邪魔の排除が目的になってはいけません。
生き方
思考の話なので仕事に限らず人生においてどう考え行動するかという話なのだと思います。
周囲に流されずに自分の選択をしていくこと。
自由に生きていくこと、と書いてありましたが、そう思える生き方をできればおのずと仕事でもよいパフォーマンスを出せるのかもしれないですね。
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