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続・思考実験の話 遠くの星から地球を見たら…

 前回の記事『思考実験』のつづき。

私はしばしば『思考実験 も・ど・き』をする。その一つが 遠くの星から地球を見たら、何が見えるだろうか…

『宇宙戦艦ヤマト』はイスカンダルを1年間で往復した。設定ではイスカンダルまでの距離はおよそ15万光年。単純計算で1時間に約34光年だ。

ヤマトに乗船し、相対性理論を完全に無視(どんなに速く移動しても時間の流れは遅くならない)した連続ワープ。12時間弱で400光年離れたとある惑星に着いたとする。私はどこまでも見渡せるとんでもなく高性能な望遠鏡を持っていたので、そこから母なる地球を見たら…

ここでおさらい。
光年とは真空中を光が進む距離の単位。1光年は光が1年間に進む距離だ。

物が発した、又は物に反射した光が目に届いて初めてその物が見えるので、400光年離れた惑星から地球を見たら…

地球を発した光は400光年の旅をして、私のとんでもなく高性能な望遠鏡に届く。つまり私が見る地球の姿は400年前の地球、もっと言うと私が見るイタリアは400年前のイタリア…そこにはガリレオ・ガリレイがいて、まさに天体望遠鏡を自作しているところかもしれない。

ここで再び相対性理論を完全に無視した『宇宙戦艦ヤマト』に乗り込み地球へ帰還する。400光年の旅は12時間弱なので、地球に戻った私はガリレオに会えるのではないだろうか…
…いや…それ以前に地球を飛び立つ時点で、私はすでに時間を飛び越えている。
と言うことは初めに400光年離れた惑星に着いた時点で、そこは400年前だということか…
そこから400光年離れた地球を見るということは…んっ?合わせて800年前になるのか?マルコ・ポーロが『東方見聞録』を出版した頃か?…

もう、なにがなんだか訳がわからなくなってきた…

とにかく私は『思考実験 も・ど・き』が好きなのだ。まあ私のは実験ではなく、ただの妄想。


私のただの妄想を最後までお読みいただき…感謝です!
皆さまの貴重な時間を使わせてしまいました。

土曜日の21時ごろ更新予定です。

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