「6つの帽子」を擬人化してみる。
こんにちは、世界ですこんにちは!
皆さんは『6つの帽子思考法 - 視点を変えると会議も変わる』(E.デ・ボーノ著)という書籍、または「シックスハット法」というのをご存知ですか? 6色の帽子をそれぞれ被り、それぞれ色に即した考え方で意見を述べる会議法の一種です。
ご存知ないかた向けに説明すると、
白い帽子:事実や数字、データに立ち戻り、中立的な立場で発想します。
赤い帽子:感情的視点から発想します。一般的に議論の場で論拠のないひらめきや感情、気持ちは敬遠されがちですが、赤の帽子をかぶっているときは安心して感情的視点から発想することができます。
黒い帽子:批判的、消極的にアイデアを評価し注意を促します。最も重要な帽子の一つで、ネガティブな態度を表すものではありません。アイデアが事実に反する点や、方策と一致しない点について指摘します。
黄色い帽子:提案されたアイデアが成功する理由や利益を生む理由について、ポジティブに明るい結末を念頭に置いて発想します。
緑の帽子:好奇心を広げ、さまざまな選択肢をクリエイティブに発想します。
青い帽子:場を俯瞰し、各視点がバランスよく対話に反映されているか冷静に判断します。青い帽子をかぶりながら、「そろそろ緑色の帽子の意見が必要ですね」などと促します。
参考にしたページ:
https://www.ourfutures.net/session_methods/6hats
え…?
これ、振りですよね。お題ですよね。
というわけで、6色の帽子を6人の脳内男子に変換してみました!
白石くん
AI系ひんやり男子。歴史・数字・事実関係にしか興味を示さない。数値化不可能な事象にも一応の敬意は払っているものの、目に見える根拠なく考える人が大嫌い。事実しか認めない気質のせいで、理論や合理性には不信感を抱いている。感情とか勘とかは白石くんには、超常現象・幽霊・都市伝説なんかと同じ範疇の現象。解明できないことは考えないことにしている(※論語参照)ため、感情的な推論を毛嫌いする反面、相手の感情は尊重しがち。過去にとらわれず予測しにくい緑谷くんが苦手。ログ愛がすごくて、いつも持ち歩いてるノートPCは「閻魔帳」と言われている。会議中はみんなの発言時間・発話音量・応答関係をグラフ化してお知らせ。青木くんがみんなの肩を持つので、青木くんのように冷静な人がどうしてそんなふうにいられるんだろうと不思議に思っている。意外な相関関係を見つけてくれたりするクリエイティブな一面もある。
赤賀峯(あかがね)くん
猫系素直男子。人懐こくて笑顔が可愛いと評判。みんなが斟酌忖度して訊けずにいる微妙なところを、気にしないでグサグサ訊いていく斬り込み隊長。空気は読むものじゃない、吸うものだ!「みんなもっと自分の感じてること伝えていけばいーのに」と思っている。ズケズケ言うのに嫌われないのは裏表のない性格ゆえで、「俺、おまえきらい」とか言ったあとに「おまえをきらってる俺もきらい。あーこの関係、ぱっとしねーわぁ」みたいなこともカラッと言ったりするところがクッションになっている。自分の気持ちに敏感なだけに、人の話も最後まで聞く律儀なところあり。知識なしに気持ちをぶつけると恥をかいたり人を傷つけたりするため、意外に博学。
黒田くん
「ネクラーマン」と呼ばれ、みんなに親しまれている引きこもり系男子。健康不安から体調管理が完璧でプロポーションや肌艶がよく、性格の割にモテるものの、暗すぎるうえ文句ばかりで行動に瞬発力がないので、長い付き合いにはならない。忘れ物は決してしない。電車を待つときには絶対に黄色い線から外側に出ないし、年末ジャンボを買っている人の気が知れないし、常に災害に備えて地図・非常食・連絡先一覧・現金を持ち歩いていたりする。この通り、色々なことに備えているため、荷物が多い。何かあったらまずは黒田くんに聞いてみるのが吉。誰かがなにかしたいと言うと、デメリットしか思い浮かばない。黄本くんに対しては「お前みたいな考えなしがいるせいで世界平和が来ないんだ馬鹿が!」と本気でイライラしているが、イライラによるストレスは健康を害するので平常心を保って接している。白石くんのデータが大好き。なんなら白石くんも好き。中立・無感情を旨とする白石くんが自分の味方をしてくれないと感じ、嫌われてるのかもしれない不安に襲われて眠れない時がある。
黄本くん
明るくて前向きな爽やか男子。「可能性があるならやる価値はあって、やるなら成功するよう努力すべきだ」と考えている。根拠のないマイナス思考をする人、失敗するように仕向けてくる人、代案なく案を却下する人をバイキンマンと呼んでいる。自分でゼロからアイデアを出すことはないが、誰かが何かしたいときは前向きに助けずにはいられない。楽観的といっても、前向きだからこそ非現実的なことは嫌いで、赤賀峯くん、緑谷くんとは距離感あり。白石くんが示すデータには助かっているものの、白石くんが示すクリエイティビティには理論的な相関関係の面で腹落ちしていない。黒田くんとはよく言い合いになるが、夫婦漫才みたいでいいなぁと思っていて、黒田くんが嫌そうな顔をしていても、冷たく接してきても、「親しいから素直になれるんだよね。俺だけじゃ何かと暴走しちゃうから、思いやってくれてるんだな。俺って友達運いいなぁ」とポジティブ。
緑谷くん
発想力のある自由人。座右の銘は二つあり、「考えるだけなら無罪」「行動が世界を変える」。危機意識に好奇心が勝り、過集中に陥りやすく、若干、倫理・公序良俗などを気にしない困った面もあるため、よく黒田くんや青木くんに制止されている。思い込みとか偏見とかが嫌いで、白石くんとは超党派的に意見が同じになることがあるが、こういう時、結論については双方同意していても、結論に至るお互いの思考については理解を諦めている。赤賀峯くんのことは「Mr.センスオブワンダー」と呼び、その虫の知らせだけはリスペクト。問題を見つけるのが好きな点は黒田くん・黄本くんと似ているものの、問題にかかりきりの黒田くんを可哀想な人だと思っており、対策を講じるのではなく、問題をなくす方向で根本的に解決するのが好きなので、そのあたり黄本くんを小物扱いする節がある。
青木くん
羊飼い系キマジメ男子。自分からアイデアを出すことはなく、自分の話は自分からは決してしない。みんなのことをよくみて、それぞれの気持ちを汲んだり、違いを考えたり、論点を整理したり、問題の土俵を揃えたりするのは得意だが、決めるのだけは苦手。バラバラになりがちなみんなの会話が答えに向かっていくことができるのは「青木くんだけは冷静で公平」というみんなの信頼があってこそ。みんなほど個性がないのが密かにコンプレックスで、「僕には、みんなから平等に意見を引き出すくらいのことしかできない。そんなことは、みんながそれぞれお互いを尊重して冷静でいればできることで、僕なんかいらないのかも」と感じることがあり、自分がこのメンバーにとって最も欠くべからざる存在であることを、いまいち実感できていない。みんなのアイドル。
何を相談しようかなぁ。
今日は明日、昨日になります。 パンではなく薔薇をたべます。 血ではなく、蜜をささげます。