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相槌を打たない相手と話すのは大変だ-詩-

僕は相手が話しやすいように
相槌<あいづち>を打つようにしている

まぁ
基本的
どんな話も面白いから
出来るだけ相槌を打つんだ

だってさ

相手が無反応で
興味がなさそうだったら
僕は語る事が出来なくなるからさ

僕の父は
僕の話に対して相槌を打たないんだ
というか
興味がなさそうな感じで
話の内容を覚えていないし

本当に興味がないなら
話の途中で作業をし始める
または
話の途中で目の前からいなくなる

だから
僕は子供の頃から
相手が興味がなさそうだったら
話す気が無くなる

でもさ

相手に好意があったらさ

そんな事をされたら
僕は嫌だし、悲しい

会話は言葉のキャッチボールさ

つまり
僕が会話のボールを投げても
相手は反応がなければ
僕はボールが投げにくい

相手は興味がないからか
相槌の方法が分からないからは分からないけどね

でも
話しにくいんだよね

ちなみに
僕の相槌は場合に合わせて使っているけどさ

実は
あまりパターンはない

例えば
YES系なら
「うん」「ほうほう」「なるほどね」

など

YESとNOどちらでもないのは

「へぇー」「そうなんだ」

NOの場合は
「そっか」「まぁそういう考えもあるよね」

YES系とかNO系とか
書いておきながら
実は相手の意見に対して
YESともNOとも言ってないのが
僕の相槌で誤解を受ける点さ

必要のない否定はしたくないからさ

相手との会話は自分の意見を主張し合う場
でなくてもいいんだよ
議論の場所でない場合もわりとあるさ

こっちが同調したくなければ
濁<にご>したって良いんだよ

同意を強要するような相手とは
僕は話すのは苦手さ

ちなみに
会話では
「それで」「うんうん」「へぇー」「なるほどね」

これは相手の話を促<うなが>す言葉であったりするさ

僕自身
自分の意見を言うのが得意ではない

だから
わりと相手の話を聞く方が楽だったりする

話すのが苦手なら
聞く側に回ったらいいさ

ポイントはシンプルさ

相手の話をちゃんと理解する
相手が会話しやすいように相槌を打つ
後は
相手が話題に詰まったら
軽く関連の話を出す事で
また話が広がる

慣れたら簡単さ
と言いながら僕が出来るようになるのに
数年以上かかったけどね

今僕は心の中で父にこう思っているさ

「そんなに僕の話が興味がなかったんだね。ごめんね。安心して、僕は必要性を感じなかったり、迷惑がかからない限り、父の興味がない話はしないから、大丈夫だよ」

とは言いながら
見事に会話を放棄<ほうき>したい気分さ

父は優しい
情に厚い

だけど
それは自分の意見にあう場合さ

嫌っているとかではなく
悲しいのと疲れただけさ

しばらく会話の意味が分からなくなるほど
僕にとってはショックさ

ねぇ
相槌がない状態で
人は5分も話せないよ

一方的に話したいだけなら
話す側は気にしてないけどさ

普通に
僕は無理だよ

だから
相槌は大切さ

ちなみに
相槌はとりあえず自然に出来るようになるまで
人と会話していったらいいさ

最初は出来なくて当然
出来ないから悩んでいるんだよ

でも
それに対して相手が怒るなら
別の人と会話の練習をしたらいいさ

言葉の細かい違いが気になる相手は
嫌がるだろうけどさ

でも
最初は出来ないのは当たり前だ

変わりたいなら
自分で変えるしかない

それは
過度に相手の時間を奪ったり
相手を不快にさせてまですることはないけどさ

でも
僕は思うんだ

興味のない態度も声も
相槌がないのも
話しにくい

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