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国際恋愛のハードル(家族への説明)

国際恋愛の始め方って、大抵は留学中とか、相手の人が日本で働いててどうにかして出会って、ということが大半だと思う。
それなら話は簡単だよね。

国際恋愛でぶつかるハードルの中で確実にあるのは、家族に理解を得ることだ。
単に恋愛関係なだけならばいいが、relationshipが深くなって、結婚の話が出るようになった場合には家族へ理解を得ることが大切になると思う。
ただ「私たち結婚するよ」で相手を紹介するだけにはならず、結婚の下準備として相手を認めてもらい、結婚の許可を得て、今後の協力体制への理解をしてもらって初めて結婚となる。
結婚した先にも、どちらの国で生活するのか、VISAの問題など頭を悩ます煩雑なことばかりがある。

留学中とかなら、相手のことを良く知ってるし、付き合いも長いだろうから理解は得られやすいと思う。

ただ、私たちはマッチングアプリで出会っていて付き合いも短い、そんな中で結婚しようと決めている。
マッチングアプリで出会っているが、その中でも日本に住んでいる外国人と恋愛したわけではなく、日本旅行中でアメリカに帰る前提の人と恋愛したから最初から遠距離恋愛なわけだ。

付き合って最初のクリスマスとニューイヤーのホリデーシーズンに3週間ほどアメリカに行き、相手の家族と過ごした。そこから話はトントン進んでいき、今、結婚のと手続きを具体的に調べてあと2~3か月で入籍するところまで来ている。

物事がうまく行くときにはトントン進む、コロコロ転がるようにうまく行くものなんだと改めて実感した。
こんなに転がるのは、お互いに結婚を考えるタイミングで運よく適切な人に出会ったからだと思う他ないものだ。仕事が優先順位がとても高かった2年前にはこんな判断はしないだろうし、相手がこんなに真摯な人じゃなければ最初から遠距離恋愛などできない。
好きだけじゃなく、この人ならば信頼できるし、関係が続けられるとどこか理性的なものもあった上で、動物的に好きになった。
良いタイミングで良い人に出会った。

そもそも私は結婚に憧れがなく、面倒なものが嫌いなのは周りの人も良く分かっていて、そんな私が結婚するとなってるから周囲の人の方が喜んでいる。
一緒に生活していると自分の気持ちがいい状態が保てて自由に感じる、相手のことも大切に思える、そのうえで一緒にいるにはVISAやらの問題で結婚が一番よく、仕事も手放せる気持ちがある。そんなタイミングが良い環境と家族全員が健康で元気で心配がなく自分のことを優先して考えられるなど、いろんな条件がぴったりと重なって心配が全くないうえで、良い人に出会った。
それしか私の中に答えがない。

家族への説得は、家族が心配する分たくさんある。
マッチングアプリでの出会い、付き合いの短さ、最初から住んでいる国が違うこと、怪しもうと思えばいくらでもできる。
だからこそ、相手がしてくれてたことを共有して自分の家族に理解を得る。
私は30半ばで東京暮らしだから、相手の親としてはそんな子がなんで自分の子供と結婚したいのかが最初は心配だったらしい。
実は離婚履歴があるとか、子供がいるとか、アメリカに行きたいだけとか、単に頼れる相手を見つけられてラッキーに思っているとか。
そんな心配がたくさんあったそうだ。
今だってきっとすべては払しょくできていない。戸籍謄本も取得した。それを相手の親にみせてあげて安心させてあげてってお願いした。
彼はアメリカネイティブだから戸籍がわからないと思うけど、両親は日本生まれの日本人だから戸籍も理解できる。

多分、いくら証明書をだしたところでも離婚履歴もなく子供もいない30半ばの順調な女性が、自分の息子・彼自身を選んだのかという部分は疑問が残るだろうな。
私だって言語化できるのであればしたいよ。
私だって、面倒な手続きして、お金もかかる国際結婚して、アメリカにいってなんでもそろっていて家族も仕事も友達もいる楽しい東京を喜んで捨てるわけじゃない。ただ相手は何も手放すことなく、私を手に入れられてハッピーなんて思われても嫌だよ。
できることなら結婚の仕組みなんかなくて、一緒に生活できればよくて、もっと日本とアメリカが近くて、近所みたいに行き来ができれば何も要らない。
一緒に生活して、時間を共にしていろんな話をしていろんな体験をできれば結婚なんて手段いらないし、気持ちを形とか証明書で証明する必要なんてない。
ただでさえ、いろんなものを手放していくのに、それを免罪符のようにして、私は東京ライフを捨てたんだから私をもてなしてよ!なんていうつもりもない。

ただせめて信じてほしいと初めて思ったね。私のことを信用して、自信を持ってほしいって。
疑問からくる不安は、自己肯定感の低さから来てるものであると思う。
なんで自分が?っていうのは、いくら私が「あなたのことが好き」と言ったところでも、ずっと付きまとうもので私ができることには限りがある。
見限るつもりもない。
相手には、自信をもってほしいね。なんでもできるということではなくて、何かあったら二人で解決していくと決意するだけで十分なんだと思った。
そう決めておけば、予定調和ではないことが起きても対応しようとするだけでお互い安心すると思う。

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