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誰かの"変わるきっかけ"になりたい―。社員インタビュー第1回 『久喜事業所 蓜島甚一』

こんにちは、ハローワールドnote編集部です。

前回の記事で「ハローワールドは支援員一人ひとりが強い思いを持っており、それが支援にも反映されている」という強みをご紹介しました。

では、実際にハローワールドで働く社員にはどのような人がいて、どんなことを思いながら支援に取り組んでいるのでしょうか?

それを少しでも知ってもらうため、今回より「ハローワールド 社員インタビュー」というマガジンの連載をスタートします。毎回社員1人にスポットライトを当て、その人の価値観やその基となった経験などをインタビュー形式でご紹介します。

記念すべき第1回は、埼玉県の久喜事業所で支援員として働く『蓜島(はいしま)』さんです!
前職は不動産業界というまったくの異業種だった蓜島さんが、就労移行支援という事業やハローワールドという会社に惹かれた理由は…?

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ハローワールドの魅力の一つである「マインドフルネスプログラム」

―それでは、まずは簡単に自己紹介をお願いします。
久喜事業所の蓜島 甚一です。ハローワールドに入る前は、不動産業界の会社で20年ほど働いていました。

―福祉系の会社はハローワールドが初めてなんですね。どうして全くの異業種から、この会社に入ろうと思ったんですか?
転職活動をするにあたって、就労移行支援で働きたいという思いがまず有りました。それを軸に色々な企業を見ていたのですが、ハローワールドはメンタル系のプログラム(気分のコントロール方法など、メンタルの安定に役立つスキルを身につけるためのワークショップ型の訓練)が非常に多彩で。特にマインドフルネス(※)をプログラムに取り入れているという点に強く惹かれて、この会社で支援員をやりたいと思うようになりました」

※マインドフルネスとは?
私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めています。特に、過去の失敗や未来の不安といったネガティブなことほど、考えを占める時間が長くなりがちです。つまり、自分で不安やストレスを増幅させてしまっているのです。こうした心ここにあらずの状態から抜けだし、心を"今"に向けた状態を「マインドフルネス」といいます。心を"今"に向けたマインドフルネスの状態に到達する手段として、めい想が行われます。
(出典:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_699.html

―蓜島さんが働いている久喜事業所でも、毎日マインドフルネスを実践していますよね。利用者の方からの評判はいかがですか?
「気づき」を得られたという方が非常に多いです。これまで、過去や未来のことを考えてネガティブになっていること自体に気付いていなかった人が、「落ち込むのは自分の思考が原因だったんだ」ということに気付けるきっかけになっているんじゃないかと思います。

コミュニケーションを続ければ、自信が生まれる。自信がつけば、人は変われる

―先ほど「就労移行支援で働きたいという軸があった」という話がありましたが、そのように考えるようになったきっかけなどはありますか?
就労移行支援で働いていた知人からの頼みで、精神の障害がある方に勉強を教える機会があったんです。その方はもともと人付き合いがあまり得意ではない方だったんですが、その方のペースに合わせたコミュニケーションを続けていくうちに、少しずつ自信を持ってもらえるようになりました。そうすると自ずと立ち振る舞いなんかも変わってきて…。まるで別人に生まれ変わったようなその方を見て、「人はこんなに変わることができるんだ」と感銘を受け、「自分も人が変わるための手助けをしたい」と思ったのが就労移行支援を志望したきっかけです。

―なるほど。そうしてハローワールドに入って、今も支援を続けられている蓜島さんですが、支援の際に心掛けていることなどはありますか?
「自分の物差しで人を判断しない」ということは非常に重要だと思っています。例えば、利用者さんが何かをした時に自分の判断基準で「よく出来ましたね」と評価するのではなく、利用者さんがその出来栄えについてどう思ったか?ということを聞き、その回答を尊重するようにしています。

ひとりひとりに寄り添う支援が就職という結果につながっている

―実際に働いている蓜島さんから見た、ハローワールドのアピールポイントってどこだと思いますか?
利用者さんの気持ちに寄り添った支援を行っているところが一番のアピールポイントかなと思っています。先ほど自分の物差しで判断しないという話にもありましたが、いくら自分たちが「良い支援ができた」と思っていても、それが利用者さんにとって不本意なものなら意味がない。そのためハローワールドでは、最低月に2回は利用者さんとの個人面談の機会を設けて、そこで利用者さんの希望や不安などを聞き、通所ペースや支援の方針に反映するようにしています。

―その結果、利用者さんが納得できる形での就職に繋がっていると。
そうですね!利用者さんの「就職したい」という気持ちを尊重しつつ、オーバーペースにならないよう支援員側でも気を付けることで、結果的には最短コースで就職にまでたどり着くことができているんじゃないかと思います。

―なるほど、ありがとうございました。では最後に、一言お願いします。
まだまだ支援員としては半人前で、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、自分と関わった人が人生に少しでも前向きになれるよう、これからも支援を続けていきたいと思います!


蓜島さん、ありがとうございました!

動画コンテンツの紹介

蓜島さんへのインタビューは、文字だけではなく動画でも公開されています。発達特性により文字を読むことが苦手な方や、蓜島さんの優しそうな人柄が気になる方は、是非動画もあわせてご覧ください!


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