自転車のはなし
最近、自転車で25分ほどかけて、通勤をしている。
地味な坂をぐんぐんあがっては、自転車をこがなくても、朝セットをしていた髪型なんてなかったかのような顔面が全開でビューンっと風を横目に、坂道を下るのが最近のマイブームだ。
そんな自転車タイムの時に、ひとつのお題をきめて、もんもんとかんがえながら漕ぐのが、最近の癖だ。
「人生とは?」「本質とは?」「幸せとは?」
こたえのないものを、あれもそうだよな、これもそうだよな。なんて。答えを出したい。しりたい。
のではない。ふんふんと、考えてたいだけなのだ。
最近は、同じ道でも最近発見がいくつかあった。
時間や、季節によって、光がきらきらしていたり、
まだハロウィンもまだなのに、クリスマスソングがながれてるガソスタ。
川を挟んで反対側で夜な夜なドレミファソーラーシードォーっと、ラッパを演奏する人。
もりもりとなっている柿の木や金木犀のある家。
信号が赤の時用の近道。(近道は日々探し中)
あの有名な半袖、半ズボンで犬の散歩をしている小学生。
なんてないのだけれども、私にとっては、少しした冒険や発見であり、疲れたり、しているときに、元気をくれるものたちだ。
だから、げてげてにつかれて、漕ぐのも嫌な日もあるけど、自転車は楽しい。
最近は自転車を漕いだまま、レンズを見ずに、シャッターを押してみる変なカメラの撮り方をたくさんして、あとで、「うわ、ぶれぶれやん。」「これいいな!」みたいなのも楽しい。
めっちゃこっち見てきた鳥と、ちょっと水飛んでくる工場の写真でさようなら。