どうして先輩は「3年の夏の時期は業界を幅広く見ろ!」とアドバイスするのか?23卒が語る本当の理由
新学期が開始してしばらくが経ち、少しずつ就職活動に向けて準備を始めている方が増えている時期かと思います。自身の今後について考え始め、「自分は将来何をしたいんだろう」「興味がある業界ってどうやって見つけるんだろう」とお悩み中の方も多いのではないでしょうか。23卒の私も今の時期は絶賛頭を悩ませていました。
そんな中、先輩方や社会人の方々にアドバイスを伺うと「今のうちは幅広く業界を見るべきだよ」とほとんどの人に言われたものです。しかし、『幅広く』とはどこまでなのか、そして具体的な見方がイメージできずにモヤモヤした経験がある人も多いのでは?
そこで今回は、先輩方が今の時期は「幅広い業界を見たほうがいい」と言う本当の理由について、私が考え実践したことをご紹介したいと思います。
志望動機をより強固にできる
今なんとなく興味のある業界がある方、その業界に惹かれている理由をきちんと説明できますか?
自分の就活軸に合う、そして、やりたいことが実現できる業界は本当にその業界でのみと言語化できていますか?
他業界を見て比較することによって、「この業界は〇〇だから自分の軸に合う、逆にこっちの業界は△△なところがやりたいこととはマッチしない」と、より自信を持って志望動機を話せるようになります。
新たな可能性の発掘
幅広く見た結果、自分でも知らなかった新たな自分の一面に出会うことができるかもしれません。
なんとなく苦手意識を持っていたけれど、インターンを通じて得意な部分が見つかったり、社員の方々の話を聞くうちに「興味がない」と思っていたことに惹かれたり…。
就活中には偶然の出会いが数多く転がっており、その一つひとつが振り返ってみると自分のキャリア選択に重要な影響を与えていたということも多いです。自分でその可能性の扉を閉ざしてしまわないよう、幅広い業界や企業との出会いを大切にしてみましょう。
興味を持った時点で募集終了も…
業界や企業によっては3年生の夏にしか募集を行っていない企業など時期の問題で選考に臨むこと自体を諦めざるを得ない状況も考えられます。それでも就職活動の中盤になってからそれらの業界や企業を気になりだすこともしばしば。だからこそ、早い段階から幅広く業界や企業を知り、少しでも興味や余力があれば選り好みせずに応募してみていただきたいです。
後悔しないファーストキャリア選びを
新卒の就職活動は人生に一度しかない大イベントです。転職が当たり前の社会になってきたとはいえ、ファーストキャリアの重要性は依然として残っており、やり直すことはできません。「もっと他の選択肢もあったんじゃないか」と後悔することなく、「色々な業界を見たけれど、この業界・この企業を選んで良かった!」と思えるようなキャリア選択を目指しましょう。