見出し画像

「英語のハノン会」Vol.0が終了しました!

かつて英語が全く話せなかった私。
でも通訳まで出来るようになった私。

英語を話せるようになるために必要な要素は
語り始めたらキリがないのだけど、

その中で
「文法」を生かすも殺すも練習方法次第だ!!っていう話をしたい。

文法書に書いてあることは研究結果でしかない

中学、高校、もしかしたら大学…

英語を勉強し続けてきたそこのアナタッ!!

一度は思ったはずです。

「文法書、難しすぎる…」


その理由がタイトルのそれです。
そもそも文法書ってどうやって作られたんでしょう。
そもそも文法って、誰が決めたの。

考えてみれば当たり前かもしれませんが、言語には言語を専門として研究している人たちがいます。その人たちが、「うーん。この言語の文法にはこういうルールがありそうだ。」と言って、仮説を検証していくわけです。そして、「うん!多分この仮説あってる!」となると、今のところ、文法的にはこれが正しいです!ということになる。その集大成が文法書です。
確かに、論文ほどややこしくはありませんが、こうやって考えて見ると、素人からみたら論文並みに難しく感じても不思議じゃないですよね。

なのでね。何が言いたいかというと、文法書は話すために作られていないということです!
大概の文法書は、「現時点での暫定結果をお知らせします。論文よりは簡単です。」くらいだと思っておきましょう。

そうなるともう、創作するしかない。

文法書は話すために作られていない。だけど、話すために文法は必要。
となると、文法をどうやったら話すために活かせるのか?自分なりに検証して、創作していくしかなくなってきます。
(もちろん、リスニングが…とか、そういう諸々の話は大事で、どうしても出てくるんですが、今回は文法の話がメインなので割愛します。)

この、文法を創作していく上で日本人にありがちなのが、同じフレーズを同じようにただ繰り返してしまうという現象です。
例えば、You know? を連発したり、 like…を多用したり、I wanna… ってとりあえず言ってみたり。悪くない。悪くないんです。むしろいい線行ってる。だけど、個人的にはもう一捻り欲しい…って感じです。

例えば、

I wanna go shopping.
この文だけでも、学ぶことはたくさんあります。

want to を発音すると、なぜ n の発音に聞こえるのか。
want to で使う時と、wantだけで使う時は何が違うのか。
want to みたいな to の使われ方している動詞にはどんなものがあるのか。

こういう検証をしていくと、他の文にも当てはまるルールが見つかってきます。
このルール検証で大事なのが、「品詞」。
want の後ろに to が来ないと、I want water. I want it. みたいに、名詞がくるんだなー。とか。
want to go, want to do みたいに、to だと動詞が来るんだなー。とか。

そうすると、
I want to do it.
I like to do it.
I need to do it.

こんなふうに、他の動詞でも同じ使い方出来るやつがあるなー。とか。

こんなふうに気がついていって、使える幅が増える。みたいな。

これが、本来の「文法を学ぶ」だと私は思っています。
この構造がある程度分かってくると、英語の勉強がパズルゲームみたいに思えてくるし、実際しゃべる時の表現の幅がものすごく広がってきます。

こういうエクササイズが出来るのが「英語のハノン」の醍醐味!

やっと本題なんですが。笑

今日、初めて「英語のハノン会」を開催しました。

初めてやった講座だったので、ちょっとグダグダになってしまったところもあったけど、参加してくださったオンラインサロンのメンバーさんから助言をもらったりしながら、あっという間の90分でした!

英語のハノンっていう、この本がよくて、今解説していたような、品詞で分解して、別の単語に入れ替えていくっていう、ただそれだけのエクササイズなんですが、聞いてすぐに言わないといけない切迫感で、頭から日本語が消えます。笑
なので、変な話、意味が分かってなくてもいいんですね。

文法とか全然わかりませんー!って最初言ってたはずの人も、気がつくと、正しい場所に副詞を入れられていたりとか、前置詞句を入れられていたりとか。もちろん、alwaysが副詞!とか、そういう文法用語とは結びついてないと思うのですが、それでも、どこにどんな単語が入るか、なーんとなくわかる。これってすごく大事。英語の勘を養っているわけですからね。
主語ひとつ変えるにしても、be動詞なら、am→isとか、変えないといけないし、変えつつ、聞こえた文章を言わないといけないから、中1レベルの英語でも普通に難しいです。

実際にみんなでやってみて、こんな感想が↓

・分からなくて聞き取れない苦手意識はまだあるけれど、単語を入れる場所が分かればいい、というポイントを教えてもらったので気持ちが楽になった

・自分で言いたいことを英語にしようとするよりも、聞こえてきた文章を言われた通りに直して言えばいいだけだったから気が楽だった

・単純なエクササイズかもしれないけど、結構難しかった。だけど、続けていったら確実に力になりそう


英語レベルはそれぞれですが、どのレベルの人でも楽しめる、ちょっとサバイバルな練習会になり、個人的にはとても楽しくて満足でした。笑

品詞の理解が深まってきたら、みんなで文を作って、入れ替える単語を用意して、ゲーム感覚でやってみたいなぁという気持ちも出たり。
あと、初級の本なのに、後半は結構難しい内容が入っているので、1冊で「初級・中級・上級クラス」に分けて練習することも出来そうで、これからが楽しみです。

今後、月1で開催予定で、無理なく続けられる講座になると思うので、一緒にやってみたい〜!という方はぜひまたお待ちしております🌟



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?