IKEA(イケア)でほとんど死にそうなサッカレントに出会ってレスキューしてみた
IKEAに椅子を買いに行った。
長い時間座ってnoteを書いても疲れない椅子がほしくて、それらしき椅子をみつけたから買いにいったのだ。
IKEAには、レジの近くに訳あり商品を集めた50%OFFのコーナーがあって、いつもふらふらと寄り道してしまう。もちろん、今日も椅子を買ったあとに寄ってしまった。
そこで目にとまったのが、家具の訳あり品に囲まれて、棚にひっそりとたたずむ小さなサッカレント(多肉植物)。直径6センチくらいのプラスチックのカップに入っていて、7個ほど肩を寄せ合うように静かに並んでいる。
みんな元気がないのが一目瞭然だった。葉っぱにつやがなくよれっとして、しなびたねぎの一歩手前のような風体だ。
「50%オフ、$2.50(270円くらい)」の赤札シールが貼られていた。
それだけだったら、たぶん素通りしたと思う。
でも、そこには、手書きの、ポップとはいえないほどゆるいメモが書かれていた。
"2nd Chance Plants Some water & sun and we're ready to grow!"
(もう一度チャンスを下さい。今はちょっとしおれ気味だけど、水を少しいただいて日にあたれば、また元気になれるんです!)(超意訳)
しかも、赤いマーカーで。
なんだか、7つの小さな叫び声が聞こえてきたような気がした。助けてあげたい気持ちになって、とりわけ元気が残っていそうなひとつを選んで買った。
というのも、ちょうどこのくらいのサイズのサッカレントを探していたところだったのだ。
数年前に地元のクラフトイベントで、手作りのコーヒーカップに入ったサッカレントを買ったことがあった。今はもうすっかり空になってしまったそのお気に入りのコーヒーカップに、このサッカレントはちょうど良くおさまりそうだった。
帰宅してすぐに、少し水をあげてからコーヒーカップに入れた。
明日はいつもより早く起きよう。
東側の窓際にコーヒーカップに入ったサッカレントを置いて、朝日にあててあげるんだ。
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