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降って湧いたものは降って消えるんですね

みんなどう?4月になったね?春だね?恋してる?飲んでる?自粛してる?わたしはね、わたしは、なんと無職になっちまったよ!!!!!


3月末に、ちょうど1年前に入った会社をやめて、さあ4月から新しい生活がスタートだ、家業バリバリやってくぞ、なんて意気込んでいたのに、まあ、その家業がなくなることになりまして。え。マジかよ。お店なんだけど、接客業で、夜の商売で、いわば「3密」が揃うため、都知事がだした指令により店を開ける見込みがなく、去年から赤字続き、大ママは老後のことも考えて店をやめることにしたんだと。マジかよ。昨日実家呼ばれてさ、単刀直入に言われてさ、うすうすどうなんだろうと気になってたところはあったけど、いやはやたまんないね、わたしの生活どうする?っていう。頭まっしろよ、一寸先は闇、いっぺんに仕事なくなっちゃって、途方にくれることしかできずにいます。


店を継ぐつもりで昼間の仕事(会社)をやめ、さあ心機一転というところで、一気にどんでん返しよ。ドラマか。いやこれが最終回だなんて冗談じゃない。いやしかしどうする?わたし。今のところどうしようもない。とりあえず職を探すしかない。選んでいられない。死ぬ気で働くしかない。わかっちゃいるけれど、今はまだ呆然としています。


「何事も基本が大事よ」と、最後に大ママが言った。「1年とかそこらで基本が全部身につくことはない」。確かにそうです。「あとは勉強するのね、ひたすら本を読むこと」。お金の本を3冊借りました。

帰りは大号泣したわたし、実家に泊まっていく予定だったけれど、頭がいっぱいいっぱいで、ひとりになりたく、自分ちに帰宅。こんなときでも当たり前にお腹が空くもんだから、ひたすら食べて、借りた本を読む。「死にたくなることなんていっぱいあるのよ」と大ママが言っていた。

死にたくはない。死ぬには惜しすぎる。死ぬにはまだ何にもしてなさすぎる。

崖っぷちだけど、どうにかなる気がする。というかそう思わないと動けない。でもどう動いたらいいのかわからない。仕事くれ。


このご時世、仕事があるだけありがたいなあとしみじみ感じます。


パパが昨日、ビール4缶開けて酔っ払いながら「降って湧いたものは降って消えてなくなるんだよ」と言っていた。たしかにわたしが手にしていたもの、仕事と住まいは、降って得たものだった。運が良かった。とてもよかった。とても感謝している。

これからは自分でつかみ取っていかないとなんだなあ、とぼんやり思ったり。


一寸先は闇でも二寸先は明るい未来〜って、宇多田ヒカル嬢がうたってたなあ、と思い出し、奮いたたせながら、なんとか生きていくしかない。

嬉しい!楽しい!だいすき!