家ですることと言ったら食べることくらいしかなくない?
て思うんですけど、みんな家で何してはるの?
聞いたところで、それはただの私にとってデータ以外のなにものでもなく、ほんとうに知りたいことの核心ではなく、みんながやっているから私も、というわけでもないんですけれど、でも、本当に、みんな、家で何しているんですか?楽しいですか?
ずっと家にいて苦じゃない、むしろイエーイ!やったーラッキーだ、という人がいますが、そういう方はなにをして楽しんでいるんだろうとそれは心底気になる。いや、というか、「楽しむ」なんて考えはまるでないのかもしれない。私が勝手に、「家で」「楽しむ」「ための」「なにかがある」と信じているのかもしれない。その方々にとって「楽しんで」いるのではないのかもしれない。「楽しい」の感覚は人それぞれだから。楽しいから家にいるのではないのかもしれない。
よくよく聞くと、「寝てる」だとか「ゴロゴロしてる」という。すごい。なにがすごいって、それで1日を過ごせるという時間の使い方に、私は「なんて贅沢なんだ」と思わずにいられないから。
ほぼ東京生まれ東京育ち、生き急いでいるので、とくに忙しいわけでも急いでいるわけでもないのに、なにかと「はやさ」を選びがちです。悠々とする時間って、なんだろう。
家にいて苦じゃない人は、この悠々というものを自覚的にも無自覚的にも体感しているんだと思う。それがすごい。羨ましいとさえ思える。
家でなにをしたらいいんだろう。なにもすることはない。いや、することはあるんですよね、掃除だとか洗濯だとか料理だとか。だけど23歳の一人暮らし・無職にとって、なぜか優先順位がとてつもなく低いものでありまして。なんだろう、生活するための最低基準が整っていればいい、みたいな。だって、そこにお金は発生しないわけだし。
そう、気づいたんですけど、お金の発生しないことに、私は執着がない、のかもしれない。洗濯も、掃除も、最低限で充分なんだ。料理は、どんなに毎日作っても、「私の味」であって、飽きてくるし、つまらない。健康とおサイフのためにやっているのであって、料理が好きなわけではない。私のために作る料理なので、レベルアップは微々たるものである。
そんな私が、在宅に楽しみをどう見つけろというのだろうか。仕事をしていた頃は1日最低1万歩、休みの日は2万歩歩かないと気が済まない私が、外へでれないこの状況で、どう楽しんでいくというのか。
苦しみの中でも楽しみを見つけることが大事。わかっている。それが生き抜くコツだと重々承知の上で、していて楽しいことといったら「食べること」くらいしか思いつかないんですが、家にいてなにもしていないのに、どうしてこうもお腹が減るのでしょうか?成長期か?どうせなら内面的に成長したいんですが…。
実家にきています。ここでもやはりすることなく、仕事人かのごとく家事をこなすママさんを眺めながら、作ってくれている料理を食べているだけの私(23歳無職)、どうしようね。なにか身になることしたいね。借りた本と買った本、ぜんぶ読み終えちゃって、どうしようね。みんな家でなにしてはるんですか。デートがしたいね。おうちデート。そもそもそれはデートなのか?ていうかデートってなんだよ。私にとってのデートとは「どちらか片方が好意を寄せていたらそれはもうデート」なんですが、ああデートがしたい。好きな人の部屋(少なくとも私の部屋ではない)で、映画みたり、料理がしたい。
あれ?料理したいんじゃん。
ああそうか、私は私のためにしかならない料理をしたいんじゃなくて、誰かとなにかを分かちあいたいんだ〜〜〜
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