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SNSのマネタイズ機能まとめ【サブスク編】

このnoteでは、7つの主要SNSプラットフォームのマネタイズ機能のうち、【有料サブスクリプション】制度についてまとめています。
※2022年3月24日時点の情報です

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こんにちは、TO NINEの上園田です。
弊社はD2Cブランドカンパニーとして自社ブランド「SENN」や多くのD2Cブランドをサポートしている会社です。


TO NINEではクリエイターエコノミーに関するポッドキャスト「Creator chips」を配信していますので、興味ある方は番組フォローをお願いします。



🗓 目次 🗓



YouTubeのサブスク制度は2つ!

_▼ ⑴ YouTube Premium _____

広⁠告⁠な⁠し⁠の動画視聴
■動画を一時保存してオフラインで視聴(一時保存は最大30日間)
■動画のバックグラウンド再生
※YouTube MusicとYouTube Kidsでも上記の機能を利用できる。

  月額料金は…? <選べる3つのプラン>

■ ①一般:1,180円 (1年契約で11,800円)

■ ②ファミリープラン:1,780円
・Googleのファミリーグループに自分以外の家族を最大 5 人まで招待し、定期購入を共有できる。
・ファミリー メンバーは全員13 歳以上で、Google アカウントを所有し、ファミリー グループの管理者と同世帯に居住している必要がある。

■ ③学割:680円
・一部の国の高等教育機関に通う全日制の学生のみ。
・資格要件はサードパーティの確認手続きサービスによって確認される。

  手数料は…?

■ 0%
※App Store経由で(iOS版から)加入すると、+月額370円手数料が発生。

  利用条件は…?

18歳以上であること。

※ ②ファミリープラン、③学割の条件は月額料金部分で解説済


_▼ ⑵ チャンネル メンバーシップ ___

メンバー専用の公開バッジ*
 → メンバーになっているチャンネルでコメントやチャットに書き込むと、自分のアカウント名の横に表示される。一部のチャンネルでは、メンバーの継続期間に応じて、バッジの色や種類が変化する。
メンバー マイルストーン チャット*
 → ライブ配信中またはプレミア公開中にチャットで送信できる特別なメッセージで、チャンネルのメンバー歴が目立つように表示される。メンバーシップの継続 2 か月目から毎月 1 回利用可能。
チャットでのハイライト表示*
 → ライブ配信中にチャンネルのメンバーになると、新規メンバーとしてプロフィール写真が 5 分間、チャットの上部に固定表示される。
■メンバー専用のチャットへのアクセス
■チャットで使用できるメンバー限定カスタム絵文字
■メンバー限定の動画やライブ配信
■メンバー限定の記事の閲覧
■その他クリエイターからの独自の特典

※ *の特典はメンバーシップを設定した全てのチャンネルで提供される。
※ *以外の特典はそれぞれのチャンネル所有者が決めるため、チャンネルごとに異なる。([メンバーになる] をクリックすると、それぞれの特典の違いを確認可能。)

 

  月額料金は…?

月額90円〜6,000円の間でチャンネル側が設定

※ メンバーシップ特典を付与できるのは490円以上
※ 同一チャンネルで複数の料金プランを設定可能。
支払い方法: ・クレジットカード ・デビットカード ・PayPal ・バンドルカード ・LINE pay ・Google playギフトカード(Androidのみ) ・キャリア決済(Androidのみ)

  手数料は…?

 30%
※「メンバーシップ」の対象となるYouTuberが、YouTuber事務所に所属している場合は、70%の取り分から更に引かれてしまうケースもある。

  利用条件は…?

18歳以上であること。
チャンネル登録者数が1,000人以上であること。
・チャンネルが YouTube パートナープログラムに参加していること。
・チャンネルに [コミュニティ] タブがある。
・子供向けとして設定されていない。

YouTubeでテスト中のサブスク制度

_▼  メンバーシップギフト (日本でテスト中!) _

→ 既存のチャンネルメンバーが、ランダムで他の視聴者にメンバーシップの1ヶ月分の権利を贈れる機能。 贈る人数は、5人、10人、20人と選択。
※ 現在一部のチャンネルのみ利用可能。

【利用条件】  
• 対象となるライブ配信を視聴していること。  
• チャンネルのメンバーであること。  
• 日本在住のアカウントであること。


Instagramのサブスク制度は1つ![※テスト中]

_▼ ⑴ subscription(米国で一部のみ) _

■メンバー限定ライブ
■メンバー限定ストーリーズ
  → 限定コンテンツシェアや、最もエンゲージメントの高いフォロワーとの間のみでインタラクティブなストーリーズのスタンプの使用などが可能。
登録者バッジの付与
 → サブスクリプションを登録しているアカウントで行うコメントやメッセージの横に登録者バッジが表示される。

  月額料金は…?

$0.99~$99.99の8つの価格帯からクリエイターが選択し設定。

  手数料は…?

0~30%
■内訳
 ・対Instagram:0%
 ・モバイルアプリ経由:+30%
 (対アプリ提供元のApple、あるいはGoogle)

※ Web版では決済手数料は0%
※ 2023年以降はnstagram側が収益の一部を手数料として徴収するの見込み。   

  利用条件は…?

未公表

  利用対象地域はどこ…?

以下米国内の10人のクリエイターでテスト中。⬇︎
@alanchikinchow / @sedona._ / @alizakelly / @kelseylynncook / @elliottnorris / @jordanchiles / @jackjerry / @bunnymichael / @donalleniii / @lonnieiiv

※今後数か月の間に、より多くのクリエイターに提供範囲を拡大していく予定。

Facebookのサブスク制度は1つ![※テスト中]

_▼ ⑴ subscription ________

■ 登録者バッジの付与
 → 全てのサブスクリプション登録者に自動的に付与され、コメントした際に名前の横に表示される。
«以下の3つの追加特典から1つ以上をクリエイターが選択»
■① 限定コンテンツ
 例) ◦ サブスクリプション登録者限定のアンケートやQ&A
    ◦ 舞台裏の紹介
    ◦ コンテンツカタログやライブラリへのアクセス
■② 限定ライブ動画の配信
■3 割引の提供
 → 登録者限定のメッセージや投稿を通じて、商品やイベントなどの割引コードを配布できる。

※特典はカスタマイズ可能。以下のようなものも追加できる。
例)◦ 公開でエール投稿を送り、感謝の気持ちを示す
  ◦ 記念日や誕生日などの特別な時にメッセージを出す
  ◦ 登録者限定のプレミア公開や動画ウォッチパーティを行って、一般公開前のコンテンツへの先行アクセスを提供する。

  月額料金は…?

$0.99~$99.99の8つの価格帯からクリエイターが選択し設定。

  手数料は…?

0~30%
■内訳
 ・対Instagram:0%
 ・モバイルアプリ経由:+30%
 (対アプリ提供元のApple、あるいはGoogle)

※ Web版では決済手数料は0%
※ 2023年以降はnstagram側が収益の一部を手数料として徴収するの見込み。       

 

  利用条件は…?

フォロワー1万人またはリピート視聴者250人以上、および過去60日間に以下のいずれかを達成:
 ◦ 投稿のエンゲージメント5万件
 ◦ 視聴時間18万分

  利用対象地域はどこ…?

■【現在利用可能地域】
アルゼンチン・オーストラリア・ブラジル・ボリビア・カナダ・チリ・コロンビア・エクアドル・フランス・ドイツ・香港・インド・インドネシア・イタリア・マレーシア・メキシコ・オランダ・ペルー・フィリピン・ポーランド・ポルトガル・南アフリカ・スペイン・タイ・アラブ首長国連邦・英国・米国
■【数か月以内に利用開始対象の地域】
オーストリア・ベルギー・デンマーク・フィンランド・アイルランド・ニュージーランド・ノルウェー・スウェーデン・スイス・およびトルコ


Twitterのサブスク制度は2つ!

_▼ ⑴ スーパーフォロー (米国で一部のみ)_

■ スーパーフォロワー専用ツイート
■ スーパーフォロワー専用ツイートの通知(iOSのみ)
スーパーフォローバッジ(iOSのみ)
 → スーパーフォローしているアカウントのツイートに返信すると、スーパーフォロワーである証として返信の表示名の横に公開バッジが示される。
[スーパーフォローツイート] タブ
 → スーパーフォロワーのみがアクセス可能で、このタブから、そのアカウントのスーパーフォローツイートを1か所ですべて見ることができる。

  月額料金は…?

$2.99、$4.99ドル、$9.99の3つの価格のいずれかをクリエイター選択し設定。

  手数料は…?

3%~50%
■内訳
・対Twitter
 →Twitter内生涯収入が5万ドル未満:3%
    Twitter内生涯収入が5万ドル以上:20%
・モバイルアプリ経由:+30% 
 (対アプリ提供元のApple、あるいはGoogle)

        

  利用条件は…?

米国在住であること。
18歳以上であること。
フォロワー数が1万以上であること。
過去30日間に25回以上ツイートしていること。

_▼ ⑵ Twitter Blue [※テスト中]_

→ Twitterをカスタマイズして利用可能な、サブスクリプションでしかアクセスできないプレミアム機能を提供。
広告なしの記事 (*注1)
ブックマークフォルダ・カスタムアプリのアイコン(*注2)
配色のカスタマイズ(*注1)(*注2)
ナビゲーションのカスタマイズ (*注1)
話題の記事
リーダー
ツイートの取り消し
(注*1:Android版非対応 / *注:2ブラウザ版非対応)

  月額料金は…?

地域ごとに異なるが、近似地で設定。
・米国:$2.99

  利用対象地域はどこ…?

■ 米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにおける、Twitter for iOSのみ。

※ Twitter Blue Labs」で一般公開前にテスト中の機能への早期アクセスをTwitter Blueの登録アカウントに提供中。
提供中機能:◦長尺の動画のアップロード
      ◦1080pの動画のアップロード
      ◦NFTのプロフィール画像


TikTokのサブスク制度は未だ未公表![※テスト中]

_▼ ⑴LIVE サブスクリプション ____

現段階で、有料サブスクモデルがアプリにどのように実装されるかは不明。


まとめ


  • サブスク制度は[①プラットフォームの自体の機能拡充]、[②クリエイター向けメンバーシップ特典]の2種類に大別される。

  • [②クリエイター向けメンバーシップ特典]では、搭載中のすべてのプラットフォームで月額料金をクリエイター側が設定できる。

  • テスト中が多数で、投げ銭機能のよりも搭載しているプラットフォーム数が少ない。  


近年ではOnlyfansやPatreonなどのサブスク型のパトロンプラットフォームが盛り上がりを見せています。しかしながら、普段から馴染みのあるSNSが提供するサブスク制度(ここでは[②クリエイター向けメンバーシップ特典]を指す)に、”手軽さ”や”ハードルの低さ”といった面で叶わないものがあります。
後者が発達してきた今、このような需要の違いからもクリエイター側がプラットフォームを取捨選択し、活用していくことが可能です。
そして、まだまだテスト中、リリース前のものが多い段階です。これからSNSプラットフォームのサブスク制度がどのように拡充し、それぞれがどういったコンテンツで差別化を測っていくのか、今後も目が離せません!




クリエイターエコノミーに関するポッドキャスト「Creator chips」では「クリエイターとお金:クリエイターを囲いたいSNSのビッグ・テックたち」というテーマでクリエイターファンドの話をしています。興味のある方はお聞きください。


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