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営業なんていらないのだ.

エンジニアの会社なので,エンジニアが現場で一生懸命に作業していれば,それが一番の営業なのだ.ってのが僕の方針.

弊社の主戦場は今の所 "SI" と言われる部分.大手企業の仕事を請け負って,「君はこれだけできるから80万ね」みたいな感じで月額契約するSESという形態が多く,SI=ブラックなんて言われることもしばしば.SIがブラックなのか,悪なのかはまた別の機会に.

なので,営業としては,安いエンジニアを高い金額で売れば売るほど利益があがるビジネスなのだ.よって,SI営業はよく人売りと言われる,売りっぱなしの人が多いし,そもそも間のマージンのことしか考えていない人が多い.これは僕の経験則なので,そうじゃないと思うひともいるかもしれないし,そうではない営業の人も中にはいるのかもしれない.

そういった営業あがりの社長だったり,現役の営業なんかがよく言うのが「現場営業してください」だ.何かというと「客先でエンジニアとしての作業をしつつ,営業活動をして,客先にもっと自社の人間,もしくは自社パートナーの人間を参画させる努力をする」行為のことである.

これで勘違いしてしまうエンジニアが生まれてしまうので困ってしまう.なにせ,自分の知ってる営業がやっていることと言えば,「人売り」なのだから.ろくに作業もできないエンジニアもどきがエンジニアリングを疎かにし,営業活動に重きを置いてしまうケースがあるのだ.結果どうなるかというと,信用を失ったり,他社,自社問わず,エンジニアに迷惑をかけることになる.

ここで,冒頭の方針である.

一生懸命にエンジニアとしての本分を全うしていれば自然と声がかかるものである.「福田さんとこに誰かいい人いないですかね?今度のプロジェクトでどうしても・・・」と,お客さんの方から声をかけて頂けるのだ!だってちゃんとやってるんだもん.その事を,SIでエンジニアをしている人は分かっているのではないだろうか?それでも会社組織に属している以上,従わなくてはならない.そんなジレンマを抱えているエンジニアは多いんじゃないのかなぁ.僕はずっとそうだった.

それ故,弊社には営業は1人もいませんし,SIに限って言えば,今後も営業を採用するつもりはないです.
お金もらってもいらない.

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