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人生、何が大切ですか?

自分にとって大切なものは愛とか、夢とか、目標とか、家族・友人とか、日常の小さな幸せです!と胸を張って言いたいです。
そう言える人生観を持てる方を尊敬するし、純粋にうらやましく感じます。
けれど残念ながら、そう簡単にはいかないのが私の生き方のようです。
日々、人生に自問しながら暮らしています。

私は都内に住む30歳の会社員女性です。
2年前に大学時代から付き合っていた夫と結婚し、共働きで暮らしています。夫は建設コンサル業、私はIT企業でフルタイムで働いていて、忙しい日々を過ごしています。
共働きなので余裕があるように傍目から見れば思われるかもしれませんが、金銭的に余裕のない義父母への仕送りもあり、ほとんど余裕はありません。

どんな仕事もそうだと思いますが、日々の仕事は苦しいです。
マーケティングリサーチ職のため、日々データ分析に向き合う日々です。
もともと文系で統計分析の勉強をしてきたわけでもないので、仕事の仕方や気を付けなければいけない点がわかりません。とにかく頭を下げまくって、人に仕事の進め方を聞きながら、どうにかやっている感じです。
そんな私なので、仕事のミスも多いです。子供の頃からよく天然と言われてきた「おっちょこちょい気質」は、学生までは笑って許してもらえますが、社会人になるとそうはいきません。数字一つの書き間違えで、データがすべて使えなくなってしまうようなこともあるのですから当然です。
私のミスで周りの人に迷惑をかけてしまうことも多く、上司からはさぞ困った部下だと思われていると思います。優しい気質の方が多いことにとても救われていますが、今の仕事は私には向いていないことに気付いています。ですが、この仕事にピッタリという人もそういないことだってわかっているので、どんな人も苦しみながら働いているのだと、自分の気持ちに折り合いをつけています。ただ実際には、金銭的な余裕がないためしがみついている部分が大きいのも事実です。仕事が苦しくて、情けなくなり、一人家で泣くこともあります。

このような生活をしていて、自分にとって大切なことは何かと自問してみると、「やっぱりお金なの?」という疑問が沸き上がってきます。
「そんなことない!愛とか夢、家族や友人とのつながりや日々のちょっとした幸せな瞬間のために生きているんだ!」と胸を張って言いたいし、思いたいのですが、今の暮らしを振り返ってみて自分を動かしているものは何かと考えてみれば、やはりお金の占める割合が大きいようで、心がきゅっと締め付けられます。

これは私がまだ30歳だからでしょうか?あと10年、20年経ったら、私を突き動かす原動力の配分は変わってくるものでしょうか?それともやっぱりそこはそんなに変わらないのでしょうか?この答えは誰かが教えてくれるものではありませんから、この疑問の答えを探しながら私は生きていくと思います。生きていれば笑えるような楽しいこともありますから、気持ちを紛らわせて頑張っていこうと思います。

#作文 #エッセイ #自分にとって大切なこと

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