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落ち込んでばかりはいられない

脳出血による母の手術・入院をきっかけに
色々な手続きが必要になった。

仕事で忙しい父に代わり、
私たち兄弟で書類の申請やらをすることになった。

保険の手術費・入院費の手続きや
高額療養費の限度額適用認定証の申請をすることとなった。

高額療養費制度について
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

とにかく聞きなれない言葉が多く、
制度についての理解をすることがすごく難しかった。保険や書類の手続きなどはこれま母が行ってきたことが多く、子供の私たちは知らないことばかりだった。

特に困ったのは、家の中にある母の書類がどこにあるかわからないことだった。
健康保険証、マイナンバーカード、保険の書類、運転免許証、年金手帳、通帳などなど、母に関する書類を家の中から見つける必要があった。

母はA型でキッチリしてるタイプだったので、
自分のものをまとめたり整理してくれてはいたため
兄弟3人で家の中を探し回ればだいたいは見つけられた。
(※きっといい加減な父の場合だったら書類が見つからなくて大変だっただろう…)

母の入院手続きをした日の午後
兄弟3人揃って医療保険制度の担当の窓口に
電車で向かうこととなった。

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申請の手続きを担当してくれた方がとても親切で
制度について何もわからない私たちに
言葉を噛み砕きながらとても丁寧に教えてくれた。

ネットだけでは色んな情報ばかりでわからなかったため、教えていただけたことがすごく嬉しかった。

そして、母の代理で申請にきた私たちに
「大変だったね、頑張ったね、えらいね」と声をかけてくださり「また何かあったらいつでも聞きにおいで」と言ってもらえた。右も左も分からず、不安がいっぱいだったこともあり、その言葉がすごく嬉しかった。

これからも分からないことがきっとたくさんある。
けれど、母が病気にならないければ、知らなかったこともたくさんある。だからこそ、色んな人を頼って、自分で調べて行動してみて、1つずつ解決していくしかないのだと思った。

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