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チョコを売りながら甘酸っぱい人生を噛みしめる

短め投稿です。

普段はなかなかブログを書くことも、呟くことも頻繁にできていないけれど、けっこう頭の中はいつも色々なことを考えていて、それも、

人生とはなにか
働くということとは
若い頃にはわからなかったが最近わかったこと
世の中の仕組み


などなど、金にはならないし役には立たないし考えても仕方がないと言われそうなことで割とすぐ頭がいっぱいになる。

だけど、人間生きていると段々分かってくるもんがあったり、自分より若い人をみて、昔の自分もこうだったなぁとか感じたりして、人生の機微というものを感じられるようになってきた。というのが今回のはなし。

自分は、恐らく人よりも敏感で繊細で非常に傷つきやすい神経をしていて、10代から20代はとても生きるのが苦しく感じていた。

世間というものが怖かったし、自分の周りを取り巻くモノ、ヒト、出来事、すべてに怯えて警戒しているようなところがあった。

そのくせ、周りからは真面目で優等生と言われて生きてきたものだから、失敗してはいけない、自分は分かっている奴、出来る奴と思われないといけない、全て自分で解決できるようにならないといけない、と思っていた。

バイトでも仕事でも、わからないと言えなかったし、わからないことを聞く、ということをどういうふうにすればいいのかがわからなかった。

気を張って、自分を大きく見えるように、自分が傷つかないように、ダメな奴だと思われないように、とてもとても頑張っていたのだと思う。

しかし、年末バイトでチョコを売りながら、自分の変化を感じたことがある。

この職場では帽子にマスクをしていたせいか、多分わたしは大学生と周りに思われていて、けっこう教育モードで接してこられていたのだけど笑

教え方にも世代によってなんとなく違いがあって、
若手さんはわりと、マニュアルに書いてあることをすべてきっちりきっかり、教えられた通りにできていないと細かく注意される印象があった。

自分より年上世代のベテラン勢の方は比較的ゆるく、まあ次からやれば大丈夫〜という感じ。

自分もそうだったけど、若い頃というのは、がんばって完璧にやらなくちゃ、終わらせなくちゃ、仕上げなくちゃ、という気持ちで誰しもいっぱいなのかもしれない。

一方、段々年を重ねてくると、どんなに完璧に準備してもダメなときはダメだし、成す術なくどうしようもない時もある、ということを経験しているからか、どんなに忙しくても一握りの余裕、ある種の諦めというものがでてくるように思える。

隣で働く若い人をみながら、きっとわたしも、昔はこんなふうだったんだろうな、つまりは必死にがんばっていたんだな、と昔の自分を認めてあげられることができた気がする。

そして今の方が、分かりません教わっていません、と、はっきり言えているような気がした。


追伸
まさかまさかまたアルバイトをやるとは想像もしていなかったが、今の自分は、まあ、そういうのもアリかな、という気持ち。
きっと昔の自分だったら、この年齢だったらこれくらい稼いで、社会的ステータスで、こういう暮らしをしてて、、、ともっともっといろいろな「こうならないと」という強迫観念で自分で自分を追い詰めていたと思う。
今はもう、そう上手くは人生いかないということ、自分自身にだって、将来の自分がどう判断して道を進んでいくのかはコントロールできない、ということが身をもって分かる笑
スポーツ選手のように、その道一本でものすごく目的意識をもって目標に進むというのもすごくカッコいいし憧れるけど、自分はまあ、行き当たりばったり、紆余曲折経ながら、なんかこっちの方が面白くなりそうだなというノリでやっていこうと思う。

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