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神社参拝で大切なこと

お願いを押し付けず、感謝を伝える

神社参拝をする際、多くの人が「願いを叶えてもらうための行動」として捉えています。しかし、実際にはそれ以上に大切なことがあります。それは、神様への感謝を伝えることです。このことに気づかせてくれたのは、ニコニコ動画で見た『大神』というゲームの配信でした。ゲームの終盤で、あるキャラクターが語った言葉が、私の心に深く刺さったのです。

イッスンの言葉が教えてくれたこと

『大神』の物語終盤、主人公をサポートしてきたキャラクター「イッスン」が語るセリフがあります。

「心の中で 感謝の気持ちを 捧げるだけだィ …年がら年中 神頼みってのも 情けねェ たまには 神サマを 労って ―― 少しは 苦労を 肩代わりして やろうじゃねェか」

この言葉を聞いたとき、私はハッとしました。それまでの私の中には、「神様にお願いをする」という発想ばかりがありました。しかし、イッスンの言葉は、神様も私たちと同じように日々働き、守り続けてくれている存在だと教えてくれました。そして、私たちは時に「感謝」や「労い」をもって接するべきなのだと。

感謝の気持ちが生む「神様との繋がり」

私たちは日常の中で、当たり前のように健康な体や平穏な日々を享受しています。しかし、それは決して当たり前ではなく、多くの「見えない支え」によって成り立っています。神様は、私たちが気づかないところで、その基盤を守ってくれている存在かもしれません。

だからこそ、参拝の際には次のような気持ちを大切にしたいと思います。

  1. 感謝を伝える
    「いつも見守ってくださりありがとうございます。」
    神様がいなければ存在し得なかった日常に心からの感謝を捧げる。

  2. 労いの言葉をかける
    「日々のご加護に感謝します。どうぞご無理のないように。」
    神様をただ「願いを叶える存在」として見るのではなく、労いの言葉をかけることで、敬意を示す。

  3. お願いを押し付けない
    「私も努力しますので、どうかその過程を見守ってください。」
    自分の努力を前提としたお願いなら、神様もきっと喜んで応援してくれるはずです。

「神様に頼る」だけではなく「支え合う」意識を

イッスンの言葉は、「年がら年中 神頼みってのも 情けねェ」という鋭い指摘をしています。ただお願いを押し付けるだけでは、神様との関係は一方通行のままです。むしろ「たまには 神サマを 労って―― 少しは 苦労を 肩代わりして やろうじゃねェか」という心意気こそが、神様とより良い関係を築く第一歩ではないでしょうか。

参拝で心がけたいこと

次に神社を訪れるときは、お願いごとだけではなく、「感謝の気持ち」を伝える時間をぜひ設けてみてください。たとえば、「今日も元気に過ごせていること」「大切な人たちが無事であること」など、小さなことでも構いません。

イッスンの言葉が教えてくれたように、神様に感謝を伝えることが私たちの心の豊かさを育みます。そして、神様との繋がりが深まることで、願いごとを叶える力も自然と引き寄せられるはずです。

神社参拝を、「お願いを叶えてもらう場」から「神様との繋がりを深める場」に変えることで、人生そのものがより充実したものになるでしょう。


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