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メララの修行(「2121 ~100年後の未来~」 第21話)

メララは、小さな子供の時から、次の「スイーカ嬢」となることが決められていました。

ゆえに、物心ついた頃から厳しい修行に耐えねばなりませんでした。


「占星術」「姓名判断」「タロット」「水晶玉」などなど。基本的な占いを一通り習得し、実際に人を相手に鑑定できるようにならなければなりません。

そのため、他の子に比べれば、友達と遊んだりする時間も極端に少なかったのですが…

それでも「人と触れ合うことも修行の一環である」と、ある程度は遊びに行くことを許されていました。

この時期にできた友人が、桃香様やカボチャ姫たちです。


スイーカ嬢は単なる占い師などではなく、「スイカ学会」を代表する統治者でもあります。

占い師としての修行の他に、そちらでも厳しい勉強をこなさなければなりませんでした。


メララに与えられた能力は「人の話を聞くこと」

そこから、「対象者の心理」や「背後にある人間関係」「問題の根底理由」予測し、イメージ化することができます。

相手の情報が多ければ多いほど、より精度が上がっていくので、話を聞くという行為は非常に重要になってきます。


歴代のスイーカ嬢には、それとは別に特殊能力が備わっていたのですが…

そのお話は、またいずれ。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。