見出し画像

昔のアニメのブッ飛んだ脚本がおもしろい!

毎日ちょっとずつ「銀河鉄道999」を見ていってるんですけど。たまに、尋常じゃないくらいブッ飛んだ脚本回があって…

たとえば、この回なんかがそうなんですけど。


いつものごとく銀河鉄道999がアンドロメダ目指して旅をしてるんですね。
すると「個人所有の星」に停車するんです。この星には「黒騎士」とかいう男が住んでいて、鉄郎に向かって「友達になってくれ」って言ってきます。

その時の会話が、こんな感じ。

黒騎士「小僧。待ってたぜ」
鉄郎「お前が黒騎士か?」
黒騎士「フフフ…まさしくそうだ。だが、そう怖がることはない。オレの頼みを聞いてくれれば、殺しはしない」
鉄郎「頼みってなんだ?」
黒騎士「なんでもないことよ。ここで、オレと暮らして欲しいんだ」
鉄郎「お前と暮らす?やなこった!」
黒騎士「いや、待ってくれ。オレの話を聞いてくれ」

ここから、黒騎士の自分語りが始まります。

黒騎士「オレは、宇宙のさすらい者だった。寂しかった。だから、オレは大勢の友達と暮らしたくて、宇宙の不動産屋からこの星を買ったんだ。パラダイスにしようと思った。ところが、不動産屋の奴は、この星がまもなく暗黒ガスに覆われてしまうことを承知でオレに売りつけた」

鉄郎「だから、お前は…」
黒騎士「今みたいに、何度も列車を止めて友達を作ろうとした」

回想シーン
黒騎士「待ってくれ~!誰か、オレの友達になってくれ~」
ドカ~ン!(列車に衝突し、吹き飛ばされる黒騎士)
黒騎士「うわああああああああああ」

黒騎士「しかし、みんな通り過ぎて行っちまった。頼む、オレの友達になってくれ」
鉄郎「悪いけど、ダメだね」
黒騎士「オレの頼みを聞けない奴は死んでもらう」

黒騎士、手にしたランス(槍)で鉄郎を攻撃。
鉄郎をかばってメーテルにランスが貫通。


「宇宙の不動産屋から星を買う」ってとこも凄いけど、そのあとのテンポがよ過ぎるw

しかも、簡単に槍がメーテルに貫通して死んじゃうしw


調べてみたら、この回、原作にもあるエピソードだそうです。
ただ、「宇宙の不動産屋」のくだりはアニメオリジナル。
そりゃ、そうかw

この記事が参加している募集

#アニメ感想文

12,213件

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。