成長するのが早い人とそうでない人の差
これまでの人生で出会ってきた人の中で「短期間の内にえらく成長するのが早いな~」っていう人と、「なかなか上達しないな…」という人がいて。
これまではその差というのは才能の差だと思っていたのだけど。
「実は、そうではないのではないか?」と最近考えるようになってきて。
「じゃあ、何か?」といえば、固定観念の強さの違いなのではないかと。
固定観念が強い人ほど成長のスピードが遅いように感じられます。
もちろん、固定観念が強いということは信念があるということでもあって。
信念を持って生きていくのは立派なことなのだけど、こと成長に関しては逆に仇となるのではないかと。
たとえば、「文章というのは完璧でなければならない」という信念を持って生きている人がいたとします。
こういう人は、人の文章の欠点が許せない。
ちょっとした日本語の表記が気に入らないとゲンナリする。
自分の決めたルールに従って書かれていない表現が使用されていたら、それだけで半狂乱になる。
誤字脱字が1つでもあろうものなら、もうその場で読むのをやめてしまうといった具合。
もちろん誤字脱字などない方がいいに決まっているのだけど。
それにしても、読むのをやめてしまうというのは酷い。
文章というのは表現が全てというわけではなくて、内容もまた重要なわけで。
また表現方法や文体のクセなどというものは人によって違うものだし、むしろ違っているからこそおもしろいわけです。
その違いを許せる人はどんどん伸びていく!
もう目にも止まらぬ早さで成長していく!
読むたびに何かを学んでいく!
逆に小さな欠点が許せない人はそこばかりが気になって、もっと重要な部分に目がいかない。
だから、いつまで経っても上達しない。
亀のごとくノロノロとしか進むことができない。
もちろん成長のスピードだけが全てではないので、ゆっくりと上達していって確実に自分のものにしていくタイプでも構わないのだけど…
それにしても、成長するのが早いに越したことはないわけで。
短期間に物事を習得したいという人がいるならば、以上のことを頭の隅にでも置いておけばよいかと。
noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。