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厚みのある文章もいいかも知れない

最近、スティーヴン・キングの「ダークタワー」っていう小説を読んでるんですけど…これが、全14巻あって長いんですよ~

ま、それは最初からわかってたことなので、ボチボチ読み進めています。


で、スティーヴン・キングも、結構ムダな描写が多いんです。ヘイヨーさんが書くような小説とは全然違うんです。

1つのアイデアで、ひたすら同じようなシーンが続いたり。ずっと、砂地で車椅子押してるだけとかありますからねw

ただ、そこはさすがキングだけあって、読ませるんですよ。途中で「この辺、読むの大変だな。めんどくさいなぁ」って部分はあれども、全体を通すと、時間を忘れて夢中になって読んじゃう。

「ああ~、こういう小説の書き方もあるんだ」って勉強になりますね。


ヘイヨーさんが書いてる小説って、描写は最低限にして、ポンポンポンポンアイデアを連ねていくタイプの書き方なんです。

「これ、本1冊書けるんじゃないの?」ってアイデアで1000文字とか2000文字しか書かない。容赦なくアイデアを投入していく!だから、膨大な量のネタが必要になるんです。

たとえるなら「濃縮カルピス」みたいなもの。読者が、自分で水や氷を入れて薄めないと濃過ぎて飲めないんですね。


でも、キングの小説を読んで、「もうちょっと文章に厚みを持たせたり、難しい単語を使っていくのもありかな~?」と考え直しました。

そもそも「小説って、ムダなコトを書くもの」ですからね。1行目からして、ムダといえばムダなんです。人生に意味を求めるなら、小説なんて読まずに、他のコトをやるでしょうし。

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