クリスマス(キリスト誕生)の星が表すものとは? 古代の星①
シャローム!
ホーリーランドツーリストセンターの平和です!
今回は聖書の大きなテーマである古代の星シリーズの第一弾です。
古代レバントにおける星
海の獣(竜)同様、空の星は古代レバントの文明(新アッシリア帝国や新バビロニア王国)で大切な意味を持っていました。
占星術がバビロニアで始まったのではないかという説があるほど、バビロニアには星を見る専門家(祭司)のような人々がいました。
バビロニア年代記、バビロニア天文日誌、エヌマ・アヌ・エンリルなどの発見によって分かっていることです。
古代バビロニアの人々にとって、惑星や星というものは神々を象徴するものでした。
例えば、バビロニアにおいて崇拝されたマルドゥクは木星として認識されていました。
この星を見る専門家(祭司)たちは星の動きを神々のメッセージとして読み取り、占いや未来予知をしていたそうです。
惑星の言葉の由来
古代文明同様、私たちが用いている惑星という言葉にもこの考え方は見れます。
惑う+星で惑星
この言葉の由来は、ギリシャ語のπλανήτης(planētēs=英語のplanetの由来)から来ているようで、彷徨う・放浪といった意味を持つ言葉です。
古代の人々が星々を意志を持った生き物/霊的存在として捉えていたことが読み取れるように感じます。(星座も生き物や神々の形をしていますよね)
聖書においても空の星=霊的存在(被造物)という解釈ができる
などなど、聖書の様々な星に関する記述を見てみると、
霊的存在が星々として例えられています。
古代の考え方で創世記の天地創造を見てみると
創世記1章にある星々の創造の記述には、物理的な星々に加えて、霊的被造物の創造も重複して示唆されているのかもしれません。
古代レバント周辺の神話などに聞き慣れた古代の人々には、ピンと来たことでしょう。
クリスマス(キリスト)の星の大いなる意味
民数記にキリストの星についての預言があります。
古代の星の考え方でクリスマス(イエス・キリストの誕生)の星の意味を考えてみます。
キリスト誕生の星の物語はマタイの福音書に記されており、その中で三人の博士たち(マギ)が登場します。
星の専門家であるマギ達は、かつて見たこともないような(キリスト誕生の)星を見て、遥々ベツレヘムまで足を運びました。
そして博士たちは生まれたイエス・キリストに象徴的な贈り物を捧げて拝します。
黄金 = 王権
乳香(お香) = 神性
没薬 (防腐剤)= (十字架での)死
クリスマス(キリスト誕生)の星は、神様ご自身が人間として誕生したことを表すのでした。
メリークリスマス!!!
最後に
聖書に登場する星に注目しながら聖書を読むとまた面白い読み方ができます!
古代の星シリーズ続きます!
もしよければこの記事にいいね、シェア、コメント、またフォローをお願いします!
参照
シャローム! もしよければサポートもお願いします!