卒業式と袴2013
アメリカ留学をかけて臨んだ面接での寿司事件の後(その記事はこちら)、無事にアメリカ行きの切符は手にしたものの、派遣先の大学はまだ分かりません、という宙ぶらりんの状態で3月の大学の卒業式を迎えたのは7年前の2013年3月。
卒業式の朝、写真を撮るために一緒に大学に来てくれた父と。
嗚呼。
袴着てこの素敵な校舎の前で写真とっておけばよかった〜〜〜!!と思う。
私は、自分の大学4年間での成果は袴レンタルの値段に及ばないと意地をはり、H&Mで500円で買ったワンピースで卒業式へ行ったのだった(ワンピース、結構お気に入りだったけどね)。
本当はちょっと(嘘つけ)着たかった袴。
でも、親に甘え、自由に遊び、就職もせず、何万円もする袴を着て祝うもは何もない、と。私は卒業式で袴を着てはいけないのだ!と。
今思えば、「就職」という道に進まなくても、色々な人と出会って、いい刺激を受け、アメリカの大学で勉強してみたい!って思えたことが「学び」だったと思う。
でも当時の自分は、いい大学に入り、いい企業に就職するという「普通」の道を進まないことへ負い目と、卒業式=就職活動を頑張ったご褒美、という思い込みがあったのだろう。
当時の自分に、「いいんだよ。これからなんだから。袴着なよ。」
と言ってあげたい。
このコロナ禍で卒業するにあたって、就職先が決まってない人も、自分の思うような結果にならなかった人も、やりたいことがまだわからない人も...。
「いいんだよ。これからなんだから。」
ちなみに、当時の自分にもう一つ言っておくことがあるとしたら、
「お前が大学で勉強しなかったツケは必ず回ってくる。」
である。
ということで、新入生の皆さんには、是非とも勉強もがんばって欲しい。
心からのエールを春風にのせて。
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