9月17日:声がデカすぎる子にこんなことしてみました。
おはようございます。
朝からこんな↓
ツイートして心理職の人からヒンシュク買ってるかもしれない安部です。
実際…
心理や教育の現場ってのは、「理論を修めたかどうか」がそのまま実力に反映しているとは言い難い。
イエナプランだの北欧教育だの…先端の理念や理論にやたらと詳しくて学生時代から発信してるキラキラな人が、現場に立って数ヶ月で折れていたりする。
なんとか療法だのなんとか心理学だの言いながら、自分の言葉がクライアントに通じてなくて役に立たない心理屋さんも結構いる。
そもそも理論や理念と現実に対する態度が間違っているのだと思います。
さて…
僕は理論家ではなくただの現場屋なので、今日は「こんな実践してみたよ」という話を。
表現が多少乱暴かもしれませんがご容赦ください。
1)声がデカすぎる子
乱暴な言動はない。
(この表現自体、僕的には違和感あるけども…)一般的な支援者風の表現をすれば
やさしくて素直ないい子
という感じ。
精神年齢は4歳くらい。
相手が大人だろうと友達だろうと、がんばっている姿を見れば頭をなでようとする。黙って人の身体に触れ、時には後ろから人の手を引いてしまう。距離感が近く、会話はたどたどしい。
要するに身体の大きな幼児だ。
で
とにかく声がデカい。
テンションが上がると突然デカくなる。リビングで会話してるのにまるで花火大会で会話してるかのような声を出す。
自分の声のデカさをわかってないもんだから、タブレットで動画を見ててもやたらと音量がデカくなりがちだし、好きな歌手の動画を見れば、到底鼻歌とは言えない音量で歌いだしてしまう。
そこで僕はいろいろ考えた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー
2)前提
正直な話…
今まで、そのバカでかい声について僕以外のスタッフはほとんど指導をしていなかったと思う。
「この子はこういう子」という感じだったのかもしれない。
でも
仮に「そういう子」だとしても、そのままじゃマズいんじゃないかなと僕は思うんです。
極端な話、静かな人なら「無害」で済む。
でも
うるさい人とか
乱暴な人とか
臭い人は…
その場にいることすら拒否されかねない。
理解して許容することはとても大事だが、それは改善を放棄するということとは一致しないのだ。
僕はその子が最低限静かに過ごせる人になれるよう、手を打った。
結果…
まだ短期的な変化しか見ていないが、少なくとも現時点では大成功だった。ローコストで周囲のストレスは激減だ。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。