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後日談〜「キレた」ツイートのその後の話。
急速な変化は、元に戻るのも速い。
だから、短期間で変化を起こすことが必ずしも正しいとは限らない。
でも…
それまでの過去数年間で起きなかった変化が、今起きたのなら、それはプラスと捉えるべきだと僕は考えている。
少年院で矯正教育に携わったからかもしれない。過去に保護者や学校の先生をはじめ、様々な大人が関わってきたにもかかわらず少年院まで来た非行少年。
数年間の非行歴をもちながら少年院には一年しかいない。そんな条件下で再犯防止に向けた指導をするというのは、あらゆる意味で普通の教育とは違うのかもしれない。
一般的な(キラキラした)教育のセオリーから外れたことをたくさんしてきた。その全てが、全員に対して確実に効果があったとはもちろん言えないが…
事実として僕の担任の再犯率は低かったし、担任以外の子からの信頼も篤かった。大人嫌い、先生嫌いで生きてきた子が、塀の中の一時的で閉鎖的な関係とはいえ、人を信頼できたというだけでも意味はあると僕は思う。
子どもと向き合う…
そのスタンスは今も当時と変わってない。ダメなものはダメと言い、ほかの誰も気づかない微細な変化をきちんとフィードバックし、その子の資質や状況に合わせて未来のデザインを変える。
非行少年だろうと障害児だろうと健常な児童生徒だろうとそれは同じだ。
そして僕は、時には怒鳴るし、説教する。
今回、そういうことを呟いたら、軽く話題になって賛否両論まき起こった。
今日放デイである子にキレました。
— へいなか @アベアキラ (@Heino_naka) August 17, 2022
いつもベタベタと職員や友だちにくっつく子。工作の時間にまったく無関係の話をするために職員にうしろから抱きついた。
横で見ていた僕が制止し説教した。
これが「特性を踏まえた適切な支援」かどうかはわからない。ただ,僕は必要なことだと思っている。
キレる
説教する
が何を指してるのか…も大事な話だけど、そこは一端置いといて、今日はその「キレた指導」のその後のことを書いておきたい。
ついでに「キレる」の意味と狙いも含めて。
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。