AIにもバイアスがあるらしい

こちらの記事によると、「アフリカの黒人の医師が、苦しんでいる白人の子供たちに治療を施す様子」という指示をAI画像生成サイトに入力したところ、黒人と白人が逆になった画像が生成されたとのこと。

要は「白人が黒人に施しを与える」というイメージはできても、その逆はできなかったのだという。

AIにもバイアスがあるなんて一見驚きだが、しかしAIの学習方法は既存の情報を摂取することだから、それはつまり「今までの人間の行動」がベースになるということなので、イコールで「人間のバイアス」も受け継いでしまうことになる。

記事ではそのバイアスの改善は可能と書かれているが、しかしその「バイアスを治すための情報を与える」というのもまた人間の恣意的なものになるので、やはりこれでも人間の主義信条から逃れることはできないかのように思える。

AIが真にバイアスから逃れて、フラットな視点を持つことができた時が、いわゆるシンギュラリティなのかもしれない。


その分活字を取り込んで吐き出します。