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SNSやニュースの有害さの一因は「広告(インプレッション)」か/広告断捨離

SNSやニュースがもたらす問題のひとつは「煽り」だろう。

ある出来事を大袈裟に語る、ある一面の目立つ部分だけ切り取って報じる、誇張するなど、人々の目を惹くように情報が「カスタマイズ」される。

なぜそう装飾させてまで目立たせるのかというと、注目を集めたいからだ。注目を集めないといけないからともいえる。
さらに、なぜ注目を集めないとならないのかというと、そうしないと広告やインプレッションが得られないからだ。
広告やインプレッションが得られないと、端的にいって儲からない。誰も見ないメディアに広告費を出すスポンサーなんていないし、インプレッションが得られないユーザーにはやはり広告収入の分配が入らない。

そうして儲けるために情報発信をしていると、どんどん注意を惹こうと見出しや内容過激になっていく。そういうインセンティブが働くから。

これはいわゆるアテンションエコノミー(注意経済)の構造だろう。
SNSやニュースが苦手な人は、こういった「人々の注意を奪おうとカスタマイズされた情報の毒々しさ」が、目にも耳にもうるさく感じられるから嫌なのではないだろうか。

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かくいう僕もSNSやニュースは苦手な気がしていて、現にそれらの利用はなるべく避けている。

では反対にどういうメディアなら居心地悪くないのか。
それはやはり苦手なものとは対照的に、「広告がない(あっても少ない)メディア」だ。

たとえば僕が使っているのは主に、
・note
・クーリエジャポン(有料会員継続するかは考え中)
・本
なので、やはりこれらには広告がない(あっても比較的少ない)。
広告がないのはそれぞれ直接ユーザーから料金や手数料を得るモデルだからだろう(完全に課金モデルではないかもしれないが)。

広告がなければインプレッション優先には(比較的)ならないから、「煽り」の度合いが低まる。
また単純に広告がないと読みやすい。無料モデルの記事だとたまにゴテゴテに広告が貼り付けられていることがあって、そういったものは注意が削がれてしまうので好ましくない(あれは逆に読みたくなくなって離脱させてしまう逆効果なのではと思うが、実際どうなんだろうか)。

というわけで、SNSやニュースが煩わしいと思う人は、「広告」から離れるようにすると効果的かもしれない。

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その分活字を取り込んで吐き出します。