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こんにちは、HEINEです。

「ニウエ暮らし」というチャンネルのオーナーです。

ニウエでゼロからビジネスを立ちあげるためにやってきました。リアルロールプレイング中のHEINEです。

YouTubeではニウエでゼロからビジネスを立ち上げることを目的としたノンフィクションドキュメンタリーエンターテイメント番組として発信をしていきます。

ということで、今日も生存戦略をしましょうか。


ニウエに到着するととにかく暑さが飛行機を出た瞬間にムワっと襲ってきた。でもってあまりに何もない空港にビックリした。

これがニウエか…。

感動よりもなんか田舎にきたようななんとも言えない気持ちになった。だって何もないんだもん。

飛行機のそばで自由に歩き回るニワトリがコッコッコッコって泣いてた。あぁ、この国は平和なんだと思った。

入国審査官と話す時は毎回必ずビビられる。泊まる場所が空欄だから。

で、英語が読めないんじゃないかと思われて丁寧に質問してくるけれど、「これから探すんだよ」と言うとこいつアホなのかという顔をされる。もう慣れたよ。

で、今回はポリネシア系の女性達が集まってここがいいんじゃない?とかを話し合っていた。

他の外国人はさっさと荷物をもって出て行くのに僕だけそんな状態なので「あいつ何かヤバいやつなのか?」って見られてた。はい、もう慣れてます。

待っている時間の間、暇そうにしている警備のオッサンに聞いてみた。

「ねぇ、この国で日本食のレストランを経営してる"和田"って人知ってる?僕は彼に会いに来たんだ」

しばらく考えこんで知らないと言われた。

彼に会いに来たんだよと言ったら、近くの他の仕事仲間と話し始めたけれど、誰も知ららないと言っていた。

おぉ、なんかイベントが来そうな予感よな。

「そいつはチャイニーズなのか?」

中国人じゃないよと言ってなぜ?と聞いたら

「中国人ならいるから知ってる。けど日本人は知らないな」

と言われた。うーん、どこにいるんだろうか。

そんなやりとりをしているとさっきの女性が戻ってきて言った。

「ここに行きなさい。彼女が車を運転して連れて行ってくれるから」

そういうと笑顔が素敵なポリネシア系の女性が現れた。

「私が運転するから荷物を乗せてちょうだい」

僕はトランクに荷物を乗せて助手席に乗った。

聞いてはいたけれど、この国の人は本当に優しい。みんな喜んで一緒に問題を解決しようとしてくれる。

拙い英語でなかなか意思疎通ができなくても決して諦めない。待ってくれてるんよね。

到着直後から素敵な人達だなぁと思ってシートベルトをしめたら彼女が笑いながら言った。

「ああ、シートベルトはしなくていいわよ。この国の人は誰もしてないから」

マジか。いきなり衝撃を受けた。で、シートベルトをスルスルと外す。…え、何コレ。運転手にシートベルトを締めろと言われたことはあるけれど、外せと言われたことはない。変な気持ちだなぁ、この感じ。

運転しながらアレはコレでコレはアレと丁寧に説明してくれたんだけど、、、もう覚えてない。情報量が多すぎるんよ。

ただ、おもしろいのが対向車とすれ違う時に窓から挨拶したり、ハンドルから右手を上げてお互いサインで挨拶をしていこと。

それがこの国での文化らしいね。

みんな仲良しっていうのが言葉でなくても伝わってきたよ。いいなぁ。

めっちゃ良いとこじゃん!って思ってぼんやりしていたところ、急に狭い小道に入ってガタンゴトンと揺られながらたどり着いたら、そこはとんでもないボロいゲストハウスだった。

ここっスか…まぁ、確かに手持ちがないから仕方ないと言えばそうなんだけど、、、明らかに色々出るだろってところだった。

玄関の建て付け悪くてなかなか開かないし、開けたら開けたでホコリっぽい香りがぶおっとするし。

彼女が大きな声で名前を呼んだら、奥の方から大きな体のおじいちゃんがノソノソと出てきた。

二人はしばらく会話して、その後僕をジッとみていた。

「泊まっいいって。良かったわね。あとは彼に聞いてちょうだい」

彼女は素敵な笑顔で帰っていった。ありがとう、ほんとに助かったよ。

彼女を見送って気がつくとおじいちゃんはずっと黙りながら僕をみていた。…これってほんとに歓迎されてるのか…?

あまりにまっすぐじーっと見られるとなんだか威圧されているように感じない?アレよ。

「こ、こんにちは。HEINEっていいます。どうぞよろしくお願いします」

しばらく沈黙の後、何度も聞かれた。ハイネが言えないみたい(笑)誰もいないゲストハウスで何度も「ハーイーネ」と繰り返すシュールな時間が流れた。

ようやく伝わったあと、部屋にはじまり、キッチンやリビング、お風呂、トイレなど宿泊に必要なことを教えてもらった。

とりあえずは大丈夫そうだが、、、言葉を選ばずに言えば、、汚い。が、背に腹は変えられない(今は慣れた笑)

無菌室なくらい清潔な日本の生活に慣れすぎてたことを改めて感じたね。

ひと通りの説明が終わったあと、いつまで泊まるんだ?と聞かれた。移住云々の前に生存戦略をしなければならぬので、一週間で!と言った。350ドルだと言われた。

うーん…まぁとりあえず払えなくはないか。ホッと胸を撫で下ろして、「今払うの?」と聞いたら

「いつでもいい。裏にあるのがウチだから。払いたい時にきな」

ゆるい回答がきた。…バックれたらどーすんのよ。

そんでもって部屋に入って荷物を下ろしましたとさ。

とりあえず宿が決まって少し気が抜けた。もう一度ゲストハウスの中を見回るかと思って、玄関の方へ行ったら可愛い金髪のおばあちゃんがジッとコチラを見ていた。

明らかに僕よね、、と思って声をかけたらパメラというおばあちゃんだった。すんごく小さくて目がクリッとしていて可愛いんよね。

名前を聞かれたので、「HEINEだよ」と言ったら、またHEINEが言えなかった。ついさっきまでと同じループをしたよ。

ようやく伝わったところで

「さっきのおじいちゃんの奥さん?」

と聞いたら違うと言った。

「じゃあ宿泊者?」

違うと言う。

え、誰じゃあこのおばあちゃん。ボケちゃったんかね。そう考えていると、ゲストハウスの後ろの方を指さした。

「私はすぐ後ろにあるご近所さんだよ。よくここに遊びにくるんだ」

そういってキッチンに入って冷蔵庫をいじっていた。

あぁ、田舎のおばあちゃん家に行くと、近所のおばさんが勝手に出入りしているアレか。へー、あれって世界共通なのね。そう思った。

パメラはとても優しくこの辺りのことを色々教えてくれた。

僕は最後にどうしても聞きたいことを聞いた。

「ねぇ、ぶっちゃけニウエってさ、強盗とか暴漢とかそういう犯罪ってどうなの?それが怖いんだよね」

そう、僕は一応それっぽい防具は持ってきてるんよね。とはいえ、寝てる間に襲われたら何もできないからさ。思い切って聞いてみたんだよね。

すると笑って言った。

「この国は約1500人ちょっといるけれど、今刑務所に入っているのは0人だよ。ちょっと前に一人入ってたくらいよ」

……………ええ!!?マジ!?…信じられなくて何度もリアリー?リアリー?と連発した。マジだってさ。だからみんな扉開けっぱなしなんだって。

うぅーーーーむ。信じがたい。が、80過ぎくらいのおばあちゃんが言ってるしなぁ…。

「そんな国ないよ!もしそうなら世界一平和な国じゃん!」

そういうとそうだねと言った。とにかくすごい。テレビで言っていたのってホントだったんだ(ちょっと疑ってた笑)

というわけでパメラと別れて部屋に戻った。

さて、ここからが本番だ。まず第一のゴールはこの国にいる"和田さん"に会いに行くこと。とりあえずそこを目指せばいい。

てことでリュックを背負ってゲストハウスを出た。(パメラの言葉がまだ信じきれなくて、部屋のクローゼットのおくーの方にキャリーケースは隠した笑)

歩いていると日本食の店があった。ここかもなー。早速当たりか?そう思って入ってみた。店員が来たので

「日本食のレストランを経営している“和田"って人知ってる?ひょっとしてここのオーナー?」

するとわからないと言う。ただ、ここの経営者は二人いて、一人はそこにいる人だよと言っていた。指先の方を見ると、フツーに白人だった。なんだ、ハズレか。

それからはしばらく歩いてみたけれど、そもそもゲストハウスは割と田舎の方なのか周りに何もないので、部屋に戻ることにした。

今日は朝から疲れたからもうシャワー浴びて寝ようっと。そういってシャワールームに行ったら、マジでなにもない場所でシャワーヘッドだけがプランと首を垂れていて絶望した。

だってシャンプーもボディソープもないんだもん。

この日はただシャワーを浴びて寝た。

PS1.
応援のメッセージ、支援をしてくださった方、本当にありがとうございます。お涙頂戴の話ではなくて、この物語の先が見たいと思っている方が温かいメッセージと共に支援してくださったことはとても嬉しかったです。

なので僕も物語を続けることを堂々とできます。

見えないけれど、RPGのパーティが増えたような感じですね。温かいです。

もし、この物語がおもしれー!または続きがみたい!いやいや、それ以外の気持ちであったとしても、応援してくださるのならどうぞよろしくお願いします。

金額の大小は問わないので、気持ちだけで本当に感謝です。

PS2.
YouTube番組やるって言ってるのにまだ一つしか配信できてない(笑)これは、番組としてヤバいぞ(笑)終わってしまう。なので、ちょっと考えるのでお待ちくだされ…。どうしようか。

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