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薬屋のひとりごとに出てくる薬草(有毒植物も)について解説(1話〜10話の中より抜粋)✨


最近、テレビでも放映されて、人気が沸騰中のアニメ「薬屋のひとりごと」。
放映が始まる前から気になってはいたけど、
実際見てみたら、とても面白かったので、
解説します😊

ミステリー小説として、始まり、今TVアニメとして放映されている「薬屋のひとりごと」。

内容的には、花街で働いていた薬屋の娘、猫猫(マオマオ)が、人さらいに合い、売り飛ばされ、後宮の下女として働き始めるのですが、そこで起きる様々な事件を解決していくというような謎解きストーリーになっています。

イメージでいうコナン君みたいなかんじで楽しめるストーリーになってます✨
さらに、薬草の知識まで出てきちゃうんだなぁ。。
そんなアニメがスタートするなんて、、ハーバリストの私にとっては寝耳に水。
見るしか無いでしょ(笑)🤤

なにげに出てくる、食材、ほとんどハーブなんですね。
でも、このアニメの舞台は中国なので、漢方としての使われ方をしてますね。

私も薬師として生まれてたら、猫猫みたいに実験たくさんしてただろうなー(笑)(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)
毒🍄では実験しないけど(笑)(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠。。

薬屋のひとりごと公式サイト
https://kusuriyanohitorigoto.jp/

第1話「猫猫」より


(公式サイトの説明文より引用)
・花街で薬屋を営む猫猫は、人さらいにかどわかされて後宮に売られ、下女として働くことになった。ある日、“帝の御子の連続死は「呪い」のせい”という噂を聞く。呪いの正体を推理した猫猫が妃たちが暮らす宮へ行くと、上級妃の二人が言い争う声が聞こえてきた。好奇心と知識欲が旺盛で「薬」「毒」と聞くと気持ちが昂る猫猫は、動き始める・・

アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

帝の妃の赤子が次々と連続死する謎の怪奇現象・・
猫猫はこれが、赤子に施されたおしろいによる毒のせいだということに気づきます。
おしろいの原料には、使用されており、鉛が使用されており、それがとされているんですね。
それを猫猫は文にして、シャクナゲの花と共に玉葉妃に伝えます。
これがきっかけで、猫猫は玉王妃の侍女として仕えることになるんですね☺

1話に出てくる有毒植物・・(薬草には向かない☓)
石楠花(シャクナゲ)
学名:Rhododendron
科名:ツツジ科
分類:常緑低木
原産地:亜熱帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布。
特にヒマラヤ周辺には非常に多くの種が分布する。
大きさ:背丈0.3~3.0m、横幅0.4~2.5m、葉10~18cm(互生)
主な見所:花(4~6月)
開花時期: 4/10 ~ 5月上旬
花言葉:威厳、荘厳
・シャクナゲは葉に「グラヤノトキシン」と呼ばれる痙攣毒を含む有毒植物摂取すると吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こす可能性がある。日本にも数多くの種類のシャクナゲが自生しており、その多くは変種であるそう。
また、園芸用品種として数多くの外国産のシャクナゲが日本に導入されており、各地で植栽されているのです✨
ほとんどのシャクナゲが園芸用品種だったとしても、野生のシャクナゲもあったりするわけで。。
こう思うと、毒を含む植物って意外と身近にあるなって感じませんか?
むやみやたらに、植物は触らない方がいいかもですね💦

第7話「里帰り」より

園遊会から一夜明け、猫猫は高順に頼まれて毒が入れられた器を調べるうちに、里樹妃が侍女たちにいじめられていることに気づく。また、小蘭に「園遊会で貰った簪を使えば後宮の外に出られる」と聞かされ、里帰りすることを思いつく。しかし次々に起きる事件に頭を悩ませる壬氏は、猫猫が里帰りすることなど知るべくもなく……。

アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより


園遊会という大きなビックイベントがあり、その中で、毒を盛られた食べ物が配膳され、毒見薬である猫猫はこれを食し、毒であることを周囲に伝えます。(これで倒れない猫猫がすごい・・)
この第7話の中で、小蘭が猫猫にかんざしをもらったかを質問するシーンがあるんですが・・
その時にお団子みたいなものを食べながら、かんざしをもらう意味と、
後宮を出られる方法について説明しているんですね。
実はこれ、お団子じゃないんですね。。
山査子(サンザシ)と呼ばれる実なんです。(ホーソンベリーともいう)

これこそ、サンザシのお菓子✨、中国では、昔りんご飴のように、
サンザシを串にさして、サンザシ飴として食べていたんですね。
スーパーなどに時折、冷凍食品として販売していたりするので、
興味ある方は食べてみたら面白いかもですね(^^♪

第7話に出てくる薬草・・
山査子(サンザシ)
学名:Crataegus cuneata
科名:バラ科
分類:落葉低木
原産地:中国
古薬名は「赤瓜子」セキソウシといい、他にも「トウレイシ」という名前がつけられていて、本草網目で「山査」と名付けられ、現代に至ります。
熟すると赤くなる果実は、生薬、果実酒、ドライフルーツなどに使用され、
また盆栽の素材としても使用されているようです。
西洋では「心臓のハーブ」として血圧調整作用のあるものとして
名高い薬草ですが、中国の漢方の役割としては、炎症を収め、消化を促進し、肥満を解消する作用があることが主に使用される理由になっていたようですね!
その他にも、がん細胞増生の抑制作用や、血中コレステロール値の降下作用など、様々な作用のある素晴らしい薬草。
現代では、糖尿病の方におすすめな薬草です♪

サンザシの写真


こうやって見てみると、中国での薬草の使い方と西洋の薬草の使い方は用途が少し違うのもわかりますよね!!

このアニメを見ていると、漢方と西洋のハーブの違いについても調べてみたくなります✨

こうゆう比較をしてみるのもまた楽しいですね♪

猫猫、壬氏様とはどうゆう展開になっていくんでしょうか?😻(笑)♪


毎週土曜24:55より日本テレビ系にて全国放送中!


ちょっぴり大人で、知的なお話が好きな方ははまっちゃうかも(^^♪

今後が楽しみです💓😊

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Heilpflanze
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