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一人で海外へ行く②(娘と合流)

フィレンツェへ到着したのは2024年1月5日。
先ずはホテルまでトラムに乗って移動する。
こんな空港すぐ近くに改札も無くシュッと乗れるトラム。スリに気をつける以外は便利で快適。
そうそうエポスカードを使って切符を買わなくては。大きなスーツケース代をプラスするらしい。

サンタマリアノベッラ駅で降りて、そこからはゴロゴロと石畳の上を大きなスーツケースを転がしながらホテルまで歩く。娘の荷物を半分持ち帰る使命もあるので、家で一番大きなスーツケースで来たんですね。
週間天気予報では晴れの時間が少ないフィレンツェ、でも曇りでも景色が素晴らしくて感動の嵐!中世のような石畳、建物。
歩きながらも写真を撮りたくなる。ちょうど雨が上がってるし。



キリスト教のクリスマスは1月6日までなので、何としても6日までに到着したかった。
イルミネーションがきれいに光っていて、ツリーもまだあちこちに展示してあるし、降誕劇のディスプレイにイエスキリストが登場していました。
綺麗だなぁ。Instagramで見ていた景色を実際に見ることができるなんて素晴らしい、嬉しい。娘はいつもの景色らしく特に盛り上がってない。でも一人で写真を撮りまくる。何度か同じ場所に来ても、また一回目のように綺麗!と感動して写真を撮ってしまう。

ホテルに着いてチェックインができたので、観光税を追加で支払いお部屋に入る。このホテルを選んだのは歴史地区にあるということ、あと何といってもバスタブが確約されていたということ。お風呂好きな娘なのに、留学中はシャワーだけで一度もお風呂に入っていないとのこと、重たかったけれどバブも持参しました。今夜は疲れた足をしっかり休ませよう。

さて、荷物を置いてから先ずはチェックしていたGINO′S BAKERYとジェラート屋さんS.Trinitaへ。
フィレンツェのパン屋さんは日本のそれとはまったく違う。
イタリアの歴史から考えると、街全体が、国全体が、国民みんなが全て脈々と続く歴史的な文化を背負って暮らしているという感じ。
娘曰く「トスカーナの人は朝ごはんにカプチーノなどコーヒーと甘いパンか焼菓子的なものを食べる」らしい。
新しいカフェや朝食付きのホテルでは、アメリカっぽい雰囲気のコンチネンタルブレックファーストがあるが、娘はそういうのを選ばない。
この10か月、同じ店でカプチーノとクリームクロワッサンを食べたらしい。
前にホームステイしてた家族もそうだったとか、友人たちも同じ感じとか。


話は戻って、GINO′S BAKERYはパン屋だけどフィレンツェの有名なお菓子カンノーロや貝のような形のSfogilatellも販売していた。
雨が降ってきたのでベンチで座って食べることができなくて、ランチには遅い時間だけれど色々買って、屋根がある広場で食べた。ホテルに戻るには少し遠いので時間のロスになるから。

カンノーロは日本で食べたことあるものと同じ、コッテリ美味しい!
Sfogilatellは初めて食べる。
イメージと違ってパリッパリ。クロワッサンとかのハラハラとした感じではなく、しっかり歯ごたえがあった。油分が少ない皮と相反して中のクリームはカンノーロよりも濃厚な感じがした。
こういう定番のお菓子がどこのカフェでも置いてあるみたい。焼き菓子の種類はとても多かったが、どの店も同じようなものが置いてあるようだ。
それからジェラート、フォレンツェといえばピスタッチオ。寒いけど冷えるけど美味しいー!!
お店の中のベンチで座って食べることができました。ピスタッチオ美味しい、大好き。

それからいろいろな通りのライトアップを見ながら歩きました。前回行けなかったベッキオ橋も、あと一息で到達できていたのに。綺麗なジュエリーショップが並んでいて見ているだけで楽しい!


そうこうしているうちに夜になって、お腹がそんなに空いてないけれど晩御飯を食べようじゃないか。
学生の娘が連れて行ってくれるところはリーズナブルなところ。でもガイドのみめさんもお勧めの中央市場でフィレンツェならではのご飯。
パスタとかポテトとかパニーニとかそんな感じでカジュアルに。
まだ早い時間なので観光客は中国、韓国の人が多い感じ。フォレンツェでは日本人には出会わなかったし日本語も聞こえてこない。
お店に入るとコレア?とかチャイニーズ?とか聞かれることが多く、ジャポネと答えると急に先方が笑顔になるという場面があった。日本人がイタリアの遺産などに寄付していたりして、我々の知らないところで誰かが日本の存在価値や品格を上げていてくれているらしい。数日しか居ない観光客だけど、フィレンツェの人々にガッカリされないようにしなくてはと思った。
市場のコックさんたちはオーダー以外の英語はわからない人が多くて、いろいろ質問しても返事に困る感じでわからないと答えてる。サクサクとイタリア語が話せる娘と一緒でよかったし誇らしかった。不思議な食べ物に遭遇するハプニングは楽しめる場合とそうでない場合がある。
だけど、思い出にはなる。

スーパーでお水やチョコを購入して今日は帰ろう。流石に疲れたよ。帰りながら見たかったクリスマスのライトアップストリートを攻略しているうちにトイレに行きたくなったので、途中でODEONに寄る。


ココは昔の劇場を映画館、本屋さんやカフェにリニューアルした場所で、映画タイム以外は観覧の座席は自由に使って良いという嬉しい場所。お勉強してる人、雑談してる人、居眠りしている人、普通にそれだけなのにホントにどこもかしこもかっこよくて素敵!高い高い天井の絵画はまた感動的!
娘もよく友達とここでおしゃべりしたり、本を読んだりするらしい。無料のトイレもあるし。なんて贅沢な場所で!少し座ってまったりしてから、さてホテルに戻ろう。
そんな感じで1日目(半日)は終わりました。
バブを入れてホッとしました。

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