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アフリカ事件簿 #18 ~慣れない挙動に困惑シリーズその③~

このnoteは、下記のマガジンで不定期連載中です。

アフリカの人たちと働いていて、
「これは・・・えっと、どういうこと?」
と困惑した出来事も、数えきれないほどある。
その中でも、特に印象的だった出来事を一部紹介しよう。

③すぐに求婚される

アフリカでの日本人のモテっぷりといったら半端ない。
これは、わたしがかわいいからではなく、
わたしが日本人でお金を持っていそうだからモテるのである。

「You are so beautiful!」
 
スーパーのレジ、道行く工事現場、
駐車場ですれ違う交通整理の
おじさんやお兄さんたちに
言われてときめきかけると、
そのあとすぐに

「なんか飲み物くれ」
「とりあえず5プラくれ」

と言われる。笑

最近だと、ボツワナに到着してすぐに
空港で受けたPCR検査でも
鼻に検査棒を入れられながら

「結婚しない?」

と言われ、求婚するなら
もっとシチュエーションとか色々あるだろう、と
大変複雑な気持ちになった。
(誰にでも言っているのかもしれないが)

わたしの感覚では、
道行く(すれ違いくらいの)人には
「結婚する?お金ちょーだい」をカジュアルに言われ、
少し親しくなった人には
「俺たち結婚したらいいじゃん?」と
冗談で言われることが多いように思う(結局カジュアル)。


ちなみに、
求婚してくるのは男性だけはない(!)

先日、初対面の(「気づいたら誰か増えている」に該当する、
気づいたらプロジェクトの車に同乗していた誰かの)女性にも、
 
「あなた、兄弟か親戚はいる?」
「弟はいるよ」
「わたし、あなたの弟と結婚したいわ!」
「弟にはもう相手がいるけれど・・・」
「第二婦人でもいいわよ~!」
 
・・・弟もびっくりである(伝えていないがおそらく)。


かたや、ボツワナの結婚事情は厳しいと聞く。
昔からのならわしなのか、
結婚するときに男性側が女性側に
牛など(の資産になるもの)を贈る必要があるらしく、
「結婚したいけれど牛(資産)が足りないんだ・・・」
と言っているのを耳にする。

ボツワナの方が、日本よりよっぽど
男女共働きは進んでいる気はするのだが、
そのあたりの事情は文化とも結びついていて
一概にコメントできそうにない。

結婚しない若者が増えているらしい日本人に、
ボツワナ人のようにカジュアルに求婚することを
おすすめしたいとも特に思わない(なんせ、成約率が低い)。

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