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アフリカ事件簿 #2 ~とにかく海外に行ってみたくて、ロシアに行ける研究室へ~

小学生の頃、『どうぶつ奇想天外!』というテレビ番組が好きだった。改めて調べてみたところ、海外50か国ほどのどうぶつたち、どうぶつに関わる人たちをお茶の間に届けてくれていたらしい。わたしにとって、

どうぶつの不思議さ
自然の残酷さ
生命の尊さ
世界の美しさ

は、常にみのもんたさんの顔と一緒に現れる。その影響で、「いつか海外の国立公園で、野生動物の研究・保護をする仕事をしたい」と思うようになっていた。

また、週末は家族でよく自然のある公園に遊びに行った。自然のある公園、というのはやや不自然な気もするが、いずれにしても、わたしにとって、自然は日常で身近なものだった。

これらの経験がわたしの中でスノードームの雪のように降り積もり折り重なり(高校生の頃には、野生動物のことなどはすっかり頭からは消えていたが、)結果として、農学部を志すようになる。

わたしの通っていた高校は、スーパーサイエンスハイスクール(通称SSH)といって科学技術に力を入れた、独自のカリキュラムによる授業が行われていた。

その一環で、地元の国立大学に見学に行く機会があり、帰り道に「わたし、ここに通っている気がするなぁ・・・」という謎の予感があり、結果、一浪して入学することになる。

農学部の授業は楽しかった。けれど、それよりも大学生活が楽しかった。
部活動、大学祭の実行委員会にアルバイト・・・あまりに学業を疎かにした自覚があり、卒業後も「農学部卒」というよりは「ソフトボール部卒」と言っていたほどである。

閑話休題

大学3年生の冬に、大学4年生からの「研究室配属」を決めることになった。わたしの学科は人数が少なく仲が良かったが、このときばかりはちょっぴり揉めた。

わたしはというと、海外に接点がある研究室がいいなぁ・・・と漠然と思っていたところ、

ロシアの北方林

の研究をしている研究室への配属が決まった。

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