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【つらい】不妊治療の痛みランキング

35歳から不妊治療をはじめた@かりんです。
今回は不妊治療を一通りやって感じた「個人的@不妊治療の痛みランキング」を紹介します。

かくいう私も、不妊治療に入る前は「どれぐらい痛いんだろう?」と気になりすぎて検索魔になっていました。

できれば痛くない方がありがたいし、心の準備も必要だと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。

私の自己紹介は以下のブログ記事内でしています。興味がある方はご覧ください。


【不妊治療】痛みランキング

痛みランキングはあくまで私個人が感じた痛みなので、他の方と感じ方が違うと思います。その点、ご了承ください。

5位:子宮内ポリープ摘出手術前の処置

私は子宮内にポリープが複数個見つかり、手術することになりました。

当日は全身麻酔をしてポリープの摘出手術をするので、手術の痛みは大丈夫だろうと考えていました。

しかし、その前処置で子宮口を広げるため「ラミセル」という細い棒状の器具を入れる必要があり、これが少し痛いと先生から事前説明で聞いていました。

手術当日、夫の付き添いのもと手術の担当医との面談を終え、そのまま隣の検診台にあがることに。

カチャカチャという器具の音が恐怖を増長させます…。

しばらくして「それでは、はじめますね〜」と膣内を保護する器具?をクルクルと入れ込みはじめ、固定します。

その後、膣の奥の入ってはいけないであろう領域をグイっと広げる感じが…!冷;

その直後、ガーゼのような感覚のものがズボッと一気に奥まで入れられ、内心悲鳴を上げました。泣;

痛みというか、一瞬の衝撃があり、入ってはいけない部分に入った異物感や気持ち悪さがあり、なんともいえない感覚でした。

痛みに敏感な人はかなり痛いかもしれないですが、私の場合、痛みというより衝撃や異物感が強かったです。

この前処置の一番の関所は10〜20秒ほどで終わるので、グッと堪えれば乗り越えられると思います。

この手術の詳細については、また後日ブログで書く予定です。

そもそも不妊治療について何もわからない方は、まずはこちらの記事をご覧ください。

4位:排卵促進の筋肉注射

タイミング法と人工授精をしていた時、排卵前に排卵を促進するための筋肉注射を毎回していました。

これが結構痛い!!

成分が結構ドロっと粘度が高いもので、そのせいか注入する間ずっとビリビリと電気が走る感じがつづき痛いです。泣;

月1でやる注射なので、排卵前はこの注射のせいで少し憂鬱でした。

耐えられない痛みではないのですが、10秒ほどグッと我慢するしかなかったです。

3位:採卵

採卵は部分麻酔で行いましたが、生理痛のようなズーンとした痛みでした…。

私的にはギリ大丈夫な痛さでしたが、ネットを拝見すると無麻酔でやる方もいるようで、すごい猛者がいるもんだなと感心します。
絶対私にはできない…。

採卵当日は心臓バックバクで、夫にも付き添ってもらいクリニックに向かいました。
私以外にも数人ほど採卵する方がいて、15分ごとに採卵室に呼ばれていき、待っている間の私の緊張はどんどん高まります…。

私の名前が呼ばれ、採卵室まで向かうと、でっかいモニター数台と診察台、助手さんが2名いらっしゃり、物々しい雰囲気に圧倒されました。

先生が入室するとすぐに施術がはじまり、毎日何回も同じことを先生はやっているからか、とてもスピーディーで心強いのですが、私の心は追いついていけません。汗;

それでも、合間合間に「大丈夫ですか?」と聞いてくれたり、次やることを教えてくれるので安心できました。

まずは、膣壁?に局所麻酔を打つのですが、チクッ…ズーーーンという鈍い痛みがあります。
それを左右打つので2回繰り返し、これで採卵準備は整いました。

その後、卵巣に針を刺すのですが、麻酔を打っているので痛みはあまり感じませんが、違和感はやはりあります。

私の場合、針を刺そうとすると卵巣が避けてしまうのか、先生が「ちょっとお腹押さえて!」と助手さんに指示を出し、思いっきりお腹を押され固定されながら針を刺されたので、内心「ギャーーー!!」と叫んでました。
めちゃ怖かったです。汗;

モニターに私の卵巣が映し出され、針を刺して卵を取っている様子をリアルタイムで視聴できます。それが余計に怖い!!

最後のほう、ちょっと奥まったところに卵があるのか、先生が「もしかすると少し痛いかも」と言うので覚悟をしましたが痛みはなく…。

しかし、次に刺されたところがズーーーンと痛み、先生に「ちょっと痛いです」と申告すると、「場所によっては麻酔が効きにくいんですよ」と言われ、そのまま耐えました。

そして、無事採卵を終え、先生にお礼を伝えると、先生は駆け足で次の患者の元へ去っていきました。笑

採卵の痛みは耐えられないほどではないですが、あの緊張感とオペ室の物々しい雰囲気はやっぱり嫌ですね。

2位:人工授精

人工授精は地味に痛くて嫌でした。

針金を卵管に通すような、血の気がスゥーっと引くような、説明しにくい痛みなんですが、私はこの痛みがとても苦手でした。

ネット情報の多くは人工授精は痛みがないと聞いていたので、予想外の痛みに最初プチパニックでした。汗;

耐えられない痛みではないんですが、チューブが通る場所から血の気が引く感じがして、施術後は「あ、これ、ダメかも…」と貧血?のような感じになります。

でも、検診台が元の位置に戻る時間(15~20秒くらい)で痛みはなくなり、気力も回復するので、毎回なんか変な感じで嫌でした。

そのため、本当はダメなんでしょうが、人工授精の1時間前に痛み止めを飲んで毎回施術を受けていました。

ご飯を食べてからロキソニンを飲むと効きがよく、ほぼ無痛で終わるので、毎回これでなんとか乗り切っていました。泣;

1位:採卵2日前の注射

これは予想していなかっただけにめちゃくちゃ痛かった!!

採卵2日前の検診で先生から処方されて、看護師さんに打ってもらった注射がこんなに痛いなんて…。

打つ場所も変なところで、手首を手前にして腕を天に突き上げるポーズをしたまま台の上に腕を乗せて、腕の下あたりに注射針を刺されました。

注射の場所(イラスト)

採卵周期に自宅で打つ自己注射(ゴナールエフ)は、そんなに痛くないので、この注射も同じ成分だからその程度だろうと思ってたんです。

そしたらめちゃくちゃ痛かった!!

腕の肉を思いっきりつねられた感じの激痛が走って冷や汗がでました…。

その直後、看護師さんが「痛いと思うんですけど我慢してくださいね〜」と後出しで言うので、「ウッ……はい」と返事するしかなく。笑

15秒くらいで終わったのでよかったですが、二度とあの注射はしたくないです…。

番外編1:卵管造影検査

卵管造影検査はどの情報を見ても口を揃えて「めちゃくちゃ痛い」と言われていたので、検査1週間前から怯えて過ごしていました。

あの細い卵管にチューブを入れてバルーンを膨らますのを想像しただけ痛いですし、ヒェェ〜ってなります…。

当日は怖すぎて、いつも使っている裏技の痛み止めを飲んでから検査に臨みました。(本当はダメだと思うのでマネしない方がいいです!)

検診台に座らされ、しばらしくて「今から入りますね〜」という先生の合図とともに私の緊張感はマックスに…。

結論から言うと、まったく痛みを感じませんでした!

チューブを卵管に通し、「今からバルーンを膨らませますよ〜」と言われ、腹を括りましたが、まったくの無痛でした。

逆に、私があまりにも呼吸が荒くなってるので、先生にめっちゃ心配されました。笑

無痛の理由としては、私の卵管には特に異常がなく、痛み止めが効いていたからだろうと推測しています。

痛み止めに関しては、私の個人的な判断で事前に飲んだので、試したい方は事前に先生に相談するようにしてください!

番外編2:子宮鏡検査

私は体外受精の施術に入る前に子宮鏡検査を受けました。

不妊治療専門クリニックの先生との初回の診察で、「体外受精に入る前に不妊の原因が特定できるような検査はあらかじめ受けておきたい」と要望し、子宮鏡検査が実現しました。

前のクリニックでは人工授精までしていたものの、検査に関しては特に案内されることもなく妊娠には至らず、そのまま専門クリニックを紹介されました。

体外受精になると、保険がきくとはいえ金額も高額になるし、ここからは時間(年齢)との勝負になると思っていたので、不妊の原因をできる限り先に特定した方が早道だと考えました。

この専門クリニックでは、子宮鏡検査は何回か体外受精がうまくいかなかった場合に受けるというのが通例のようでした。

たぶん保険の関係だと思うのですが、検査を受けて何も異常が見つからなかった場合は全額自己負担になるので、クリニック側は最初から案内しないのだと思います。

クリニックによっては方針が異なると思うので、案内されてないけど検査を受けたい方は先生に相談してみるのがいいと思います。

話が逸れましたが、子宮鏡検査の痛みはというと……まったく痛くありませんでした!!

子宮の中に異物が入るというのがどうも苦手で、この検査も1週間前からビビり倒していました。笑

子宮鏡検査は細いチューブを子宮内に入れ、小型カメラで子宮内を見るだけなので、卵管造影検査よりマシかなと判断し今回は痛み止めは飲まずに検査を受けました。

当日、検診台に座らされ、先生の準備が整ったあと、まずはぬるま湯?を膣内に入れて、「それじゃ今からはじめますね〜」という先生の合図とともに検査がはじまりました。

スーハーと呼吸を整えつつ、痛みがくる覚悟をしていましたが、まったくの無痛。

「大丈夫ですか?気分は悪くないですか?」と先生にお声がけいただいて、はじめてカメラが入っていることを認識しました。

右手にパソコン画面くらいの大きさのスクリーンがあり、子宮内とおぼしき映像が映し出されます。

映し出された映像があまりにも私の想像した子宮内のイメージ画像とはかけ離れていて、先生も何も言わないので、「私は何を見させられているんだろう…?」と検査が終わるまでよくわかっていませんでした。

そして、検査が終わったあと、さきほど診ていた子宮内の写真を数枚並べられ

「ポリープが複数個あります。たぶん7〜8個。不妊の原因になっている可能性が高いので手術を勧めます。」

と、かなり食い気味で手術を勧められました。汗;
先生の口調から、ポリープの数が多く、明らかに不妊の原因になっているのが伝わってきました。

スクリーンに映し出された映像が子宮内の映像だと結び付かなかったのは、私の子宮内がかなり凸凹していて、想像していたツルツルでキレイな子宮じゃなかったからだとその時気づきました。

私はその場で手術することを決め、2ヶ月後に手術することになりました。

こういうこともあるので、事前に検査できるならしておいた方が結果として時間をセーブできると思います。私はして良かったと感じました。

番外編3:採血

採血はクリニックに行くたび毎回されるので地味につらいです。

体外受精ともなると、施術サイクルによっては2日に1回クリニックに足を運ぶこともあり、結構メンタルや体に負担がかかります。

元々採血が苦手ということもありますが、血を取られることに意識するとフラっとしそうになるので、毎回意識を別のことに向けるのがしんどかったです。

不妊治療はつらい(まとめ)

女性は比較的痛みに強い生き物だと言われていますが、痛いものは痛いですし、人によって感じ方は様々だと思います。

私の場合、採卵2日前に打った注射が一番痛かったですが、体質やその日の体調、クリニックの環境によっては人それぞれ感じ方が違うと思います。

不妊治療は通院回数が多く、最低でも月1で繰り返し施術を行うので、体への負担が大きいです。

パートナーの方は、こういった女性側の負担も配慮して普段から接してほしいと思います。

特に、不安が少しでも減るように話に耳を傾ける、コミュニケーションを密にとるというのは大切です。

不妊治療をするということは、少なくともこういった大変さがあるというのを理解して欲しいと切に願います。

それでは、今日はこの辺で〜!

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