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Mr.Children「GIFT」ーミスチルの魅力爆発の名曲ー

どうも。大学4年のヒポポハリネズミです。

Mr.Children「GIFT」。みなさんは聴いたことがあるでしょうか?2008年、北京オリンピックのテーマソングにもなっていたので、聴けば、「あ~、この曲ね!」となるはずです。たぶん。

 今回は、寝ても覚めてもMr.Childrenを聴いている僕が、「GIFT」について、有り余る熱をふーふーと冷ましながら語りたいと思います。
 なぜ僕が今回この曲を選んだかと言うと、ずばり!「GIFT」にMr.Childrenの魅力がぎゅうぎゅうに詰まっていると思うからです!ポイントは次の4つにまとめました。

(なお、Mr.Childrenの魅力と書きましたが、今回は歌詞のみに注目しました。歌詞以外も含めてしまうと、シベリア鉄道くらい長い文章になってしまうからです。)

<「GIFT」で見るミスチルの魅力>
①韻(洗練された言葉選び)
②前へと進み続けるポジティブさ
③相手の存在
④「揺らぎ」の大切さ

①韻(洗練された言葉選び)
 まずはこちら、韻。作詞をした桜井さんはまさに言葉の魔術師。あらゆる曲で素晴らしい韻をサラッと踏み、聴く者にじわっと心地よさを与える。「GIFT」でもそれは遺憾なく発揮されています。

…………………………
僕は探していた 最高のGIFTを(ギーーフトを)
君が喜んだ姿をイメージしながら
…………………………………………
僕の両手がそれを渡す時(ときーーふと)
ふと謎が解けるといいな 受け取ってくれるかな
…………………………………………
「もうやめにしようか?」自分の胸に聞くと(きーーくと)
「まだ歩き続けたい」と返事が聞こえたよ

「時 ふと」のところなんか、何度聞いてもうげげ~!!!ってなります。
ミスチルの韻を聴くたびに、桜井さんが言葉の意味よりも、その言葉の響きを大切にしたいと言っていたことを思い出します。
いやーーー、すごいっ!!

②前へと進み続けるポジティブさ
 ミスチルの歌詞にあるポジティブさに、僕は何度救われたことか。人生をかけた大事な局面を迎える時にも、日常の些細な悩み事に出会った時も、いつも僕の背中をそっと押してくれます。時には、体の底からぐわっと強力な推進力を与えてくれたりもします。「GIFT」にはこんな歌詞が。

果てしない旅路の果てに 『選ばれる者』とは誰?
たとえ僕じゃなくたって それでもまた走っていく 走っていくよ

最強のポジティブソングとして、「I'll be」「I'LL BE」も挙げておきます。歌詞一行一行、すべてのフレーズに心震えたのは、この曲が初めてです。お勧めです。

③相手の存在
 決して一人ではない。相手がいてこその自分の存在。関係性の中での自分。普通に暮らしていたらそれは当たり前のことかもしれないけれど、ミスチルの歌詞はそれに気付かせてくれます。

君に似合う色探して やさしい名前をつけたなら
ほら 一番きれいな色 今 君に贈るよ
…………………………………………
一番きれいな色ってなんだろう?
一番ひかってるものってなんだろう?
僕は抱きしめる 君がくれたGIFTを
いつまでも胸の奥で
ほら ひかってるんだよ
ひかり続けんだよ

僕だけじゃないし、相手からだけでもない、お互いにGIFTを贈り合う。この考え素敵です。好きです。

④「揺らぎ」の大切さ
 Mr.Childrenの真髄は、この「揺らぎ」を肯定する姿勢、「揺らぎ」を大切にする考えにあるのだと僕は思います。分かりやすい例でいうと、感情の揺らぎ。完全に好き、あるいは完全に嫌いということはなくて、好きの中にも嫌いは含んであるし、嫌いの中にも好きという感情は潜んでいます。その揺らぎを愛おしむ姿勢が凝縮された歌詞がこちら。

「白か黒で答えろ」という 難題を突き付けられ
 ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている 迷ってるけど
白と黒のその間に 無限の色が広がってる
 君に似合う色探して やさしい名前をつけたなら
ほら 一番きれいな色 今 君に贈るよ

桜井さんは人間の心に潜む「揺らぎ」を言葉にしたいと語っていました。沁みますね。

降り注ぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって
 そのすべてが意味を持って 互いを讃えているのなら
もうどんな場所にいても 光を感じれるよ

「日差し」と「日陰」という一見すると真逆に思えるものが、互いを讃えあって共存している。相対する概念がぶつかるのではなくて、溶け合っていくからこそ、Mr.Childrenの歌詞には奥深さが滲み出ているのだと思います。


いやはや、ほんとに、奥深い。
 

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