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【2024年度入学】広島大学 工学部Ⅱ類 電子システムプログラム 編入体験記 ※不合格

こんにちは。hechiMa(@hechiMastar)です。
先日受験した電通大の編入試験(推薦)に落ちてしまったのを受け、次の編入試験を受けてきました。
志望したのは「広島大学 工学部Ⅱ類 電子システムプログラム」です。
プロフィール等は前回の電通大受験の記事をご覧ください。それではどうぞ。


受験前日

移動

前日は2限まで授業を受け、昼から工学部のある東広島キャンパスまで向かいました。新幹線と在来線を乗り継ぎ、16時頃に最寄りの西条駅に到着。3限の公欠を取るために在来線だけで向かうと学生課には嘘を付きました
駅前の東横インにチェックインし、下見に向かいました。

学科違いの同級生と一緒に来ていたのでツインルームです。広い。おすすめです。

下見

西条駅からキャンパスまではバスを使います。15分ぐらいかかります。運賃は290円。Yahoo乗換案内では270円と書いてありましたが、値上げしたようです。ひーん。

広島大学は山を切り開いて作った場所にあるので、めっちゃ広いです。バス停からそこそこ歩かなきゃいけません。「広大中央口」で降りましょう。

受験票に同封されていた案内用紙によると「大学会館前」で降りるのが最も近いとのことでしたが、バスは「広大中央口」を通ったあとに大学周りを半周し、反対側の「大学会館前」に着くので、こっちで降りたほうが早いです

工学部まで歩きます。10分弱かかりますが、池の上を橋で渡るとそこが工学部正面です。以下の写真のような掲示がなされていました。

この掲示板にたどり着くまで結構迷いました

Ⅱ類は電気システム情報プログラムと電子システムプログラムを合わせて、募集人員は3人でしたので、ここで今年の倍率が6倍だと知らされます。

うーん高い。例年より厳しそうです。
その後はバスで西条駅まで帰り、近くのラーメン屋で夜飯を食べました。このラーメンは辛かったです。人生かよ。

何故か広島ラーメンではなく台湾ラーメンを食べました

受験当日

9時すぎに到着するバスに乗り、キャンパスまで向かいました。バスは編入生だらけで、「みんなナカーマ…!」と勝手に思っていました。

試験当日の流れ

  1. 9時40分までに待合室に集合する。

  2. 10分弱試験の説明を受ける。ここでスマホの電源を切るよう指示され、参考書等も見ることはできなくなる。

  3. 4人ごとに試験部屋に移動し、40分で一般、専門(3科目から2科目選択)を「下書き用紙」に解く。

  4. 一人ずつ面接部屋に入り、14分間の試問を受ける。その内訳は「一般2分、専門一問目6分、専門二問目6分」です。下書き用紙に書いた答案を参考に黒板に答を解答を書き、その解答を説明します。タイマーを用いて、時間厳守で進行されました。

  5. 終わり次第、下書き用紙を回収され、解散。

一般は面接部屋でスピーチする内容を指示するもので
専門は「電磁気、電気回路、情報」から2科目を選び、解くというものでした。
私は電磁気電気回路を選択しました。情報は問題すら見てません。

一般

これがいわゆる普通の面接枠です。2分で以下の内容をスピーチするよう指示されました。

  • 志望動機

  • 広島大学に入ってどのように能力を伸ばすか、また将来の展望は?

私は2分間をオーバーしてしまい、言いたいことを言い切ることができませんでした。悔しいです。

専門一問目(電磁気)

上に示す図1のように、誘電率$${ε_0}$$の空間に、半径a[m]の無限長円柱Aを置き、単位長電荷λ[C/m]を与える。

  1. 円柱からx[m]の距離にある点Pを考えたとき、点Pでの電界を求めよ。

  2. 点Pから円柱への垂線と円柱との交点をOとするとき、Oから円柱方向にz軸を取る。$${[z, z+dz]}$$の範囲にある微小電荷による点Pにおける電界の大きさ$${dE_x}$$を求めよ。

  3. 2を無限長円柱として積分してEを求め、その結果が①と一致することを確かめよ。$${x \gg a}$$とする。

  4. 同様の円柱Bを考え、図2のように円柱Aから距離d[m]のところに平行に置く。この円柱には-λ[C/m]を与える。このとき、Aからの距離x[m]での点Qにおける電界の大きさを求めよ。$${d \gg a}$$とする。

  5. AB間の電位差Vを求め、2つの円柱間の静電容量Cを求めよ。

今思えばそこまで難しい問題ではないのですが、本番の緊張にあてられてしまい、思考が停止してしまいました。

専門二問目(電気回路)

以下の図1に示すようなブリッジ回路を考える。

①トランス部について、図2のように考えられるとき、平衡条件を示せ。
②$${L_c=L-M}$$, $${L_d=M}$$となることを示せ。
③ωが無関係のとき、$${R_4}$$, $${L}$$, $${M}$$を回路中の他の素子を用いて表せ。

はい解けませんでした。悔しい。

まとめ

手応えとしては、一般8割、電磁気5割、電気回路3割ってところです。ボロボロでした。面接官に全然説明できずに悔しいばかりでした。要因としては以下が挙げられます。

  • 数学から一問、専門から一問だと思って準備していた。特に電気回路の勉強が不十分だった。

  • 使用している問題集のレベルが低く、今回の問題を解く準備が不十分だった。

特に上の要因、情報収集が不十分だったということが大きかったと思います。2019年の体験記では専門から2問とあったので、おそらくその辺りのタイミングで切り替わったのでしょう。

最後に

伝えたいことは以下の2つです。

  • 広島大学Ⅱ類の試問は、専門(電磁気・電気回路・情報)から2科目選択する方式。数学は出ない。

  • 一般の内容は例年ほぼ同じ。必ず2分以内、余裕を持って言えるようにしておこう。

特に広島は情報が錯綜していてどれを信用していいか分からない、という状況なのが難点ですね。とりあえず最新の編入試験の情報ということで、ここに記録しておきますので、ぜひ有効利用してください。

結果

結果は不合格でした。合格者数は5人だったので、実質倍率は3.6倍でした。ありがとうございました。受かった人はおめでとうございます。ひーはー。

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