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2024年5月の記事一覧

ウディ・アレンとミア・ファロー

論争になっているポイントは以下の2点 ・ウディが養子であるディランに対して虐待をしていた疑い ・別の養子、スンニと肉体関係を持ったタイミング(スンニはその後ウディの妻となった) ウディとミアは12年付き合い、結婚はしていない(1980-1992年) ミアには10人の養子と4人の実子がいる ミアの自伝と、こちらのドキュメンタリについては知っていたのだが、ウディアレン側からの主張も収録している本を見つけたので記事にまとめた。 「ウディ・アレン追放」 猿渡由紀 彼はジョーク・

「最後の波の音」 山本夏彦

「何用あって月世界へ」「禽獣にポルノなし」など、著者おなじみのフレーズも再登場する。同じことを何度も言うと自分で書いてそれを「寄せては返す波の音」と 『文藝春秋』『諸君!』の雑誌に掲載されたコラムをまとめたもの。平成11年〜14年(1999-2002年)ごろ こちらもどうぞ

小説に登場する株式仲介人

「ムッシュー・テスト」 ポール・ヴァレリー 世間に姿をあらわさず、ひっそりと暮らしている40歳くらいの男性。 "異常な早口で、しかも声が低くこもって聞き取りにくい" "微笑むこともないし、今日はも今晩はも言わない。「お元気ですか」と言われても耳に入らないようだった。" 小林秀雄による翻訳もあるが、誤訳が多いとの噂も ネット上で読めるテキストもありました。 「テスト氏との一夜」(PDF) https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/

木嶋佳苗を題材にした3冊

婚活殺人の犯人として有名な木嶋佳苗氏を題材にした書籍を紹介します。 以前、自分が婚活をしたとき気になって読んだ本です。 彼女が婚活が上手だったのは「目的(=お金を引き出す)」がハッキリしていたからだったので参考にはなりませんでしたが、婚活をしようとするタイミングでこういう本を読む姿勢が、私が相手を見つけられなかった原因のような気がします。 とくに印象に残ったところ  ・体格が小さい人をターゲットに選んでいた(安全のため)  ・最初から金銭/セックスの話をする  ・整形もダ