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顔の良さとはなんだろうか

あっ!センシティブ設定されてやがる!
別にエロ画像とかではないので安心してご覧いただきたい。
これは僕が心の中によくよく置いている、肉ネーム先生の「顔と手さえ描けりゃなんとかなる」。乳もまぁ重要だとは思うが今回は置いておく。

顔と手。とにかく見られる部分だ。
どちらも感情表現には欠かせず、コミュニケーションを取る上で非常に重要な部位。案外足も結構素直な感情表現をしたりするのだが、顔を見て話していたりすると視界に入りづらいし、表現として利用するにはちょっと優先順位が下がったりする。

さて、まぁまぁとにもかくにも顔の良さ。
Twitterなどに流れてくるイラストを眺めていると、とにかく顔が良い。
一応先に言っておくと、別に顔の良さに重きを置いていない作品を否定するわけではない。例えばハトポポコ先生やsaxyun先生の絵柄は顔の良さと言うよりは可愛さにパラメーターを割り振っているが、それもまた良し。可愛いも正義だ。

かわいいね…。

ただ、顔の良さというものはいまやひとつのジャンルと言っても良い。昨今のソシャゲやらには顔の良い、美しい女性や男性がめちゃめちゃ居る。そういったものの二次創作をしようものなら、顔の良さを再現しなければならない。困ったもんだ。
はっきり言って、今の自分には顔の良さへの理解度が足りない。なので描けない。
というわけで今回は、世の先生方の作品を引用しまくって顔の良さってなんなんだろな、という部分を考えていきたいと思う。
どうせ無料記事だ!やったれおらー!

なお、顔が良いだなんだと言っているが、ある程度個人の好みによって変わるものだとは思う。そこはご留意いただきたい。

うーん、顔が良い。
顔の良さの大前提として、まず避けて通れないのが比率だろう。
顔全体の大きさ、そしてその面積に対し、どの位置にどれくらいの大きさで目や口などのパーツが置かれているのか。
モ誰先生はそういった理論的なことはガチガチにやっている方という印象だ。
慣れれば感覚でやれるのかなとも思うが、慣れてないうちは下手に無視しない方がいいと思う。この比率というやつ、ちょっとズレると一気に違和感に繋がるのだ。
理想的な比率の位置に置くのもそうだが、左右対称に”見せる”というのは結構重要で、それが歪んでいると変な気持ち悪さを覚える。
かといって完全にシンメトリーな真正面顔もそれはそれで。自然界において完全なシンメトリーなものはほぼ存在しないと言って良い。人の顔も自然が生み出したものなので、微妙に左右対称じゃなかったりするのが自然だ。かといってそれが目立つと美しい顔にもならないので、モ誰先生の絵のようにちょっと顔の向きをナナメにしたりして違和感のない構図にしたりしている。シンメトリー構図って主に使われるのは宗教画とか神秘的な印象を出したい時とかだしネー。

このへんもほぼ正面顔だけど、顔を傾けたり、綿菓子で隠したりしてシンメトリーに見えないようにしてますね…。そうでなくとも髪型がシンメトリーじゃないってだけでもそれなりに効果あるんだろうなーとか、そもそも自然にポーズつけさせようとしたらシンメトリーにはならんわなー、とか色々あるんですが。
ちょっと話がそれましたね、顔の良さに戻りましょー。

モ誰先生の絵の印象は目が大きいことかな…。瞳を結構綺麗に描いてますよね。
まつ毛はわりとシンプル。でも最低限の主張はしている。あと口とか鼻が小さい。これは目との対比みたいな理由もあるんだろうか。口が変に目立つと目の印象下がる的な。

その着せ替え人形は恋をする、の喜多川海夢とかは結構大きく口を開けて笑うことがあるんですけど、こういう表情の時は「顔が良い」っていう印象よりかは元気さとかそっちの印象のが勝るんだよなー。顔の良さを表現しようとする時、なにかしら大人しめの感情表現みたいな属性も入ってくるんだろうか。

モ誰先生が描くとこれくらいの口の大きさ。ある程度顔が良いと思える限界の大きさはありそうですね。

顔がいい。
表情の良さみたいなのは要素の一つとしてあると思うんですけど、しかし無表情も結構好きなんですよね。

センシティブ設定されとるんかい。
胸の谷間が見えるくらいのイラストなのでそんなに身構えず表示していただきたい。
やっぱ控えめな感情表現がキーなのかなー。
あと瞳の美しさとか、まつ毛とかの整い具合とか。

なんというか落ち着いた気持ちで顔の良さを集中して堪能できる顔、というか。目立った感情表現があると感想がそっちに持っていかれるのかな。
つってもまぁ、これくらいの表情でもなんだかんだ顔は良いんですよねえ…描画の丁寧さみたいなのは絶対要るよなー。
色とかも気ぃ使いますよね、変に肌色悪かったりすると血色悪いなって印象になったりするし、微妙な光の反射とか、色で空間表現できたりするし。

しかし神慶先生とかはほぼほぼ陰影で顔の良さを表現してるし、やっぱ最重要は比率ですかねー…。そらまぁ線画で顔の良さを表現できないかっつったらそんなことは無いですしねえ。

うーむ。色々眺めて思ったんですけど、「顔が良い」って、ある程度「美しい」っていう属性も入ってますよね、やっぱ。

nonco先生の絵も好きなんですけど、顔の良さというよりは可愛さにパラメーター振ってますよねー。いや顔が良いか悪いかで言えば絶対良いんですけど。いわゆる顔が良い、みたいな表現って美人を指すよなぁとか。いやこれも美人なんだけど。まぁまぁ、ジャンルとして。

でもこれ。これ、すごくないですか。
このイラストを最初に見たとき、真っ先に出てきた感想は「顔が良い」だったんですよね。
でも可愛いし。なんなんだろう。
服装とかはちょっと清楚というか、なんでしょうね、清潔感みたいなものをうっすら感じるんですよね。服装の印象も手伝ってるのだろうか。
感情表現は確かにやや控えめかもしれない。もっとこう、笑みを強くすることはまだまだできる。
可愛いと思えるのはなんでだろう。比率が少し幼めに寄ってるからだろうか。ちょっと少女な顔ですよね。別に美しいと言うほど大人びてるとか、神秘的とか、この世ならざる者って感じはしない。多少の世俗感…って言っていいのかはわからないけど、どこか身近な感じはある。かといって服装は少し大人びてるし、このバランスなんだろうか。
美しさはちょっと俗世から離れたような印象も含まれてるんでしょうかね。
あと清潔な印象みたいなのも入ってるのかなぁー。

毎月庭つき大家つきではちょっとだらしがない、自由に生きてる顔の良い女こと大家さんが登場しますが、それでも最低限の清潔感みたいなものは保持しているように思う。
なんというか変な匂いしなさそうというか。
仮に、うぇ~~もう3日も風呂はいってな~~~いみたいな展開があったとしたらどう思うだろうか。それでも結局顔が良いと思ってしまいそうな気がするが、それはそれまでのイメージのせいだろうか。はたまた顔が良いと勝手に清潔感も印象付けてしまうのだろうか…。まぁイラストの表現の上で不潔ささえ表現しなければ汚いとは思わんっつったらそれもそうなんですが。

・顔の比率
・美しさに集中できる程度の感情表現
・表現の丁寧さ
・最低限の綺麗な瞳
・状況に応じた色使い
おおよそこんな感じ?色に関しては一番ケースバイケースなのかなぁって感じもしますけど、まぁここも雑にやっちゃったりすると粗が悪目立ちしますしねー。
瞳に関しては絶対じゃないと思っていて。モ誰先生とか意外とシンプルに描くこともあるんですよね。もちろんすごく綺麗に描く時もあるし、シンプルっつったって最低限綺麗には描いてるんですけど。
やっぱ比率、表情、丁寧さがキーなのかなぁー。自分には比率と丁寧さが足りてない感じはありますね。表情はそもそも感情表現がいつも控えめなので今回はスルー。それはそれで問題なんだが。
あとまつ毛に関しては要研究ですねー…多分今まで適当にやってたので、もーちょいその辺自覚して美しいまつ毛を描きたいですね。

比率に関しては各々好きな絵柄とかがあると思うので、好きな絵を描いている先生の比率を測ったりしてみてください。

「顔がいい」の印象に含まれているものも一応まとめ。
・美しい
・神秘的
・大人びた印象
・清潔感
美しさと神秘的さって同じことか?いずれにせよ垢抜けた感じは必要でしょうね。
とりあえずまぁ、目鼻顔立ちが整ってるのって顔の良さには必須ですねーって至極当然なことを思いつつ。

まぁまぁ、こんなところで。
どこに着地するかわからないまま書いてみましたが、こういうのも悪くないですね。


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