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英語を話せる人がしないたった3つのこと(とかいうタイトル!)

いつか使ってみたかった「たった3つ」シリーズのタイトル。こうするだけで怪しさ満点。「たった〇つ」がタイトルにあるだけで興覚めするひとはへびだけじゃないはず。そもそも、なんらかの達成に必要なことがたった3つとかありえませんから。誰かに教えてもらった有限個の秘訣で楽して成功できるかもなんて期待する精神性の人はこれからもいろんな場面でカモになります。(言いたい放題)

しかし、あえて、ここで書いてみます。しないこと3つをタイトルにしましたが、本当はすること1つなので「外国語を習得するために必要なたった1つのこと」です。

それは「続ける」ことです。

なーんだそんなことか。だいたい「たった〇つ」シリーズは全部こんなものですよ。(また悪口)

外国語というと、日本人にとってはまず最初は英語です。継続が大事だなんてこと、誰でも知っていることはずなのに、それが本当にわかっていない人が多くて、そのせいでたくさんの人が挫折します。ええ、私も何度も挫折してきました。

英語のスピーキングと、ほかの勉強とは大きく違うところがあります。それは、いくらがんばっても止めたらスタート地点に戻るところです。学校で勉強した科目のように頭で覚えるものは、勉強しなおしたらそこそこ追いつけます。自転車、水泳、車の運転、キーボードの操作など身体が覚えているものはブランクがあっても忘れません。でも、外国語は使わないと話せなくなります。

英語についてリーディングは、上であげた、頭で覚えるもののようです。卒業から時間がたっても学校英語の文法は役に立ちます。勉強したことはゼロではなく、復習すれば読むことはできるようになります。

日本の学校の英語教育がダメと言われるのは、スピーキングとリスニングに全く役に立たないせいです。学校の先生の英語が下手とかそういうことじゃなくてグループレッスンの宿命です。ネイティブのALTの先生が学校に来てくれたところでグループレッスンである限りスピーキングとリスニングのスキルはあがりません。どんなに優秀な先生がいてもグループレッスンは会話にはなりえないからです。スピーキングとリスニングはsituationにもとづいた会話をしなければ身に付きません。

話せるようになるためには1対1のスピーキングを伴うレッスンを「続ける」ことです。

てっとり早いのがオンライン英会話です。へびのおすすめはNativeCamp(わたしもクーポンをもらえるお友達紹介リンク)です。

たった一つのことは「続ける」だけです。それ以外は大事じゃありません。例えば、効率的に勉強するとか、長時間勉強するとか、評判のいい教材やメソッドを使うとか、空き時間を有効に使うとか、フラッシュカードを作るとか、集中して勉強するとか、そいいう世にはびこるあまたのTipsは全部どうでもいいことです。どうでもいいを通り越して害にさえなります。そういうのはそれができなくなったとき、継続するモチベーションを下げるからです。短期集中で効率よく勉強しても半年休んだら全部忘れます。

スピーキングスキル獲得のための3つは、絶対に

予習しない・復習しない・宿題しない


です

これらは、とても信奉されているので、できなくなったことが、継続しない理由になってしまいます。外国語学習の三悪です。

予習、やめてください。誰でも、やる気いっぱいの最初のうちは予習も楽しいでしょうが、必ず飽きるときがきます。外国語の学習は1年や2年で達成できません。話せるようになるには、5年、10年、それ以上かかります。そのあともずっと付き合っていくもので、やめたらすぐに話せなくなってしまいます。でもやめなければ、それだけで財産になります。短期間の効率の善し悪しなどどうでもいいことです。

復習、やめてください。レッスンの中では毎回知らない単語が出てくると思います。でも、レッスン終わったら忘れましょう。次のレッスンでもういちど出てきたとき「なんか前にも見た気がする」と感じたら半分覚えています。3回目に出てきたときはなんとなく知ってる単語になります。重要な単語は何度も出てきます。逆にたまにしか出てこない単語は覚える必要がありません。

宿題、絶対に断ってください。宿題ができていなかったらレッスンに出席しにくくなるじゃないですか。先生から届く、レッスン後のメッセージも読まなくていいです。宿題を出したり、レッスン外の勉強をすすめたり、なにか次の約束を取り付けようとする先生を選ばないようにしましょう。

仕事やイベントなどで忙しくなったりレッスンに飽きたときも、出席だけはしてテキトーな言い訳をしながら居眠りしましょう。先生もレッスンが楽で喜びます。怠惰な自分を許してただただ継続だけを目指しましょう。継続だけすれば、何年か後に必ず話せるようになります。それで十分じゃないですか。

もちろん、わたしもPreplyの生徒さんに宿題を出さない派です。

ひらがな抜きでレッスンできるよ

この生徒さんは、レッスンをはじめたばかりでやる気いっぱいのとき「次のレッスンまでにひらがなを覚えておきます」と自分で宣言してしまいました。でも、覚えきれなかったので、レッスンを先延ばしたほうがいいかと言っています。本末転倒ですね。

最後に、英語のリスニングについてです。映画やニュースの英語はレッスン当初はまったく聞き取れないと思います。単語と単語の切れ目もわからないと思います。でも、会話のレッスンをしていると、ある時を境に急に単語が聞き取れるようになります。だんだんじゃなく、ほんとに、急にです。はっきりわかりませんが、リスニングは自転車や水泳のように身体が覚えるスキルのような気がしてます。最初は聞き取れなくても心配いりません。

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